ダニエル・パサレラ

概略

国籍 アルゼンチンの旗 アルゼンチン
生年月日 1953年5月25日(67歳)
出身地 チャカブコ
身長 174cm
体重 71kg

 

ポジションはディフェンダー(センターバック、リベロ)。

 

利き足は左。

 

愛称はEl Guerrero (戦士)、El Gran Capitán (偉大なキャプテン)、El Kaiser (皇帝)。

 

アルゼンチン代表史上最高のリベロ。

 

選手としてはリーベル・プレートやインテルに所属し、アルゼンチン代表としてはキャプテンとして1978 FIFAワールドカップに出場して優勝した。

 

通算451試合に出場して134得点を記録しており、国際サッカー歴史統計連盟 (IFFHS) によれば、元オランダ代表のロナルド・クーマンに次いで2番目に得点数の多いディフェンダーである。

 

獲得タイトル

リーベル・プレート
・プリメーラ・ディビシオン (6) : 1975M, 1975N, 1977M, 1979M, 1979N, 1981N

アルゼンチン代表
・FIFAワールドカップ (2) : 1978, 1986

個人
・南米年間最優秀監督賞 (1) : 1997
・ワールドサッカー誌選出 20世紀の偉大なサッカー選手100人 66位 : 1999
・FIFA 100 : 2004

・Footballer of the Year of Argentina: 1976
・FIFA World Cup All-Star Team: 1978
・FIFA 100: 2004[19]
・Golden Foot Legends Award: 2015
・AFA Team of All Time (published 2015)

・Fiorentina All-time XI

 

経歴

クラブ
クラブ 出場 (得点)
1971-1973 アルゼンチンの旗 サルミエント 36 (9)
1974-1982 アルゼンチンの旗 リーベル・プレート 226 (90)
1982-1986 イタリアの旗 フィオレンティーナ 109 (26)
1986-1988 イタリアの旗 インテル・ミラノ 44 (9)
1988-1989 アルゼンチンの旗 リーベル・プレート 32 (9)
代表歴
1974-1986 アルゼンチンの旗 アルゼンチン 70 (22)

 

ブエノスアイレス州のフニン地区に本拠地を置くサルミエントでキャリアをスタートさせ、リーベル・プレートで6度のプリメーラ・ディビシオン優勝を果たした後にイタリアに渡った。

 

1982年から1986年までフィオレンティーナに在籍し、インテルにも短期間在籍した。

 

セリエAで成功を収めた後にリーベルに復帰し、1989年に現役引退した。

 

1978年には地元アルゼンチンで開催された1978 FIFAワールドカップに出場し、24歳でキャプテンを務めてアルゼンチンの初優勝に貢献した。

 

決勝でオランダに勝利して優勝を決めた際には、アルゼンチンの選手で最初にFIFAワールドカップトロフィーを頭上に掲げた。

 

1986 FIFAワールドカップ・南米予選のペルー戦では、ロスタイムに本大会出場を決定づける得点を挙げた。

 

全腸炎のために1986 FIFAワールドカップ本大会には出場できず、ホセ・ルイス・ブラウンがパサレラの代わりに出場した。

 

中心選手であったディエゴ・マラドーナおよびカルロス・ビラルド監督とそりが合わなかったとも言われており、パサレラは後に、この2人が自分を欠場させたと主張している。

エピソード

非常に気性が激しく気難しい性格をしていたと言われている。

 

・1986年大会本選ではパサレラ自身は「腸炎のため」出場できなかったとされているが、当時の中心選手、ディエゴ・マラドーナおよび代表監督であったカルロス・ビラルドとそりが合わなかったとも言われており、パサレラは後にこの2人が自分を欠場させたと主張している。

 

・パサレラが監督である間は、フェルナンド・レドンドのような長髪の選手を代表に呼ぶことを拒絶することについて議論が起こっていた。

 

監督時代はガブリエル・バティストゥータやフアン・セバスティアン・ヴェロンら当時の有力選手たちと度々衝突することがあった。

プレースタイル

エル・グラン・カピタン(El Gran Capitán、偉大なキャプテン)と呼ばれるほか、そのリーダーシップ・熱情・勇敢さからフランツ・ベッケンバウアーと同様にエル・カイセール(El Kaiser、皇帝)と呼ばれることもある。

 

鉄の統率力と勇敢な対人技術がある。

 

負けしない体躯で並み居る屈強なフォワードたちと互角以上に渡り合った。

 

果敢なコンタクトでボールを奪い、そのまま敵陣まで攻めあがる。

 

攻撃参加が持ち味のディフェンダーとして知られ、攻撃の組み立てやフィニッシュに貢献した。

 

パサレラの空中戦の強さは守備でも攻撃でも効果的であり、身長は高くない (173cm) が、高いジャンプ力、タイミングの良さ、滞空時間の長いヘディングで、自分よりも大柄な選手達に負けませんでした。

 

頻繁にヘディングでゴールを決めた。

 

優れたフリーキッカーであり、またPKも得意とした。

 

審判から見られずに肘を使うプレーも特筆できる。

 

小柄ながら対人スキルで負けることはなく、攻めては左足から放たれる強烈なシュートを得意とし、フリーキックから数多くの得点を決めてきました。

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