概略
誕生日 | 2000年7月6日(19歳) |
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国 | ![]() |
出身地 | ![]() |
出身 | デューク大学 |
ドラフト | 2019年 1位 |
身長 | 198cm (6 ft 6 in) |
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体重 | 129kg (284 lb) |
シュート | 左 |
シューズ | エアジョーダン |
ポジションはスモールフォワード、パワーフォワード。
左利き。
次世代のスーパースター候補生。
NBAドラフト2019にてニューオーリンズ・ペリカンズに全体1位指名でNBA入りを果たした。
レブロン・ジェームズ以来の大器――。
何度も使い古されたフレーズだが、今回の〝ネクスト・レブロン〞は、本当に本物かもしれない。
名門デューク大に入学した昨季は評判通りの実力を発揮。
プレシーズン初戦でいきなり29得点、13リバウンドを奪取すると、シーズン平均22.6点、8.9リバウンド、1.79ブロックと素晴らしい成績をマークする。
加えてFG成功率68.0%は、ディビジョンⅠのルーキーとしては歴代トップ。
受賞歴 | |
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経歴
2019- | ニューオーリンズ・ペリカンズ |
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2019年6月20日に行われたNBAドラフトにおいて、全体1位としてニューオーリンズ・ペリカンズに指名された。
プレシーズンでは4試合に出場し、平均27.2分23.3得点6.5リバウンド2.3アシスト1.5スティールをマーク。
フィールドゴール成功率は圧巻の71.4パーセントという高確率を残していたが、10月13日のサンアントニオ・スパーズ戦で右膝を負傷。
半月板の損傷で手術を受けることになり、復帰まで6~8週間とされた。
1月22日のスパーズ戦で初出場し、18分18秒を通して22得点、7リバウンド、3アシストという上々のデビューを果たした。
2月28日のクリーブランド・キャバリアーズ戦で24得点を決め、NBA史上初めて10試合連続20得点超えを記録した10代の選手になった。
最終的に13試合連続まで伸ばした。
エピソード
デューク大のノースカロライナ戦で転倒してシューズが壊れた際、ザイオンはNIKEのシューズを履いていた。
この一件でナイキの株価が下落し、10億ドル(1073億円)の損失をこうむった。
それでもプロ入り直後にナイキと7年契約を結んだ。
ザイオンの運動能力は遺伝だ。父親はノースカロライナ州立大のアメフトの選手でラインマン。
母親はリビングストーン大のスプリンターで、継父はクレムゾン大のバスケットボール選手だった。
アスリート一家であれば、彼の驚異的な運動能力にも驚きはないだろう。
ザイオンは5歳の時、この国で一番の選手になりたいと母親に言った。
9歳の時、母親から献身性などの指導を受けた。
2人は成功のためにできる限りの努力をした。
ザイオンはポイントガードのようなボールハンドリングと動きができる。
その根底にはポイントガードとして育ってきた経験がある。
ザイオンは過去にアンソニー・デイビス(ロサンゼルス・レイカーズ)やジョン・ウォール(ワシントン・ウィザーズ)にサインを断られた経験がある。
それ以来、ファンに同じ思いをさせないよう、できる限り全員にサインするのをモットーにしている。
プレースタイル
彼はNBAの歴史のなかでも史上最高クラスの身体能力の持ち主。
身長198cm・体重129kgという規格外の体に高いスピードや跳躍力を備えており、ケビン・デュラントから「一世代に一人のアスリート」と表現され、ある大学のコーチは彼を「自然の奇跡」と評した。
本来は左利きだが、両手を使うことができる。
豪快なダンクシュートが持ち味で、巨体にも関わらずフリースローレーンから決めることができる。
また、何度かリングを破壊している。
ボールハンドリングのミスからのターンオーバーが多いことが改善点の一つされる。
大学一年生ながら、ザイオン・ウィリアムソンはレブロンより身長が低いのに、体重はレブロンよりも重い。しかも15kgオーバー。
NBAでも過去にチャールズ・バークレーみたいに「動けるデブ」っていう人種がいたけど、ザイオン・ウィリアムソンは「動ける筋肉」だ。
198㎝、129㎏の堂々たる体格に、破壊的なパワー、バックボードを飛び越えてしまうのではないかと思うほどのジャンプ力を併せ持つ真のアスリート。
名門デューク大の歴史のなかで、最高となる垂直飛び45インチ(114.3cm)を記録。
NBAでも最高クラスの運動能力を持っている。
スピード、フットワークも備えたザイオンのアタックを、カレッジレベルで止めるのはほとんど不可能に近かった。
1988年のダンクコンテスト中にマイケル・ジョーダンが見せたように、歴史上の象徴的なダンクの一部はフリースローラインからのものだ。
スキル、ディフェンスも標準以上の実力を備えており、NBAでもすぐにスターとなれる器だと見る関係者は後を絶たない。