概略
国籍 | ![]() |
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生年月日 | 1960年11月9日(59歳) | ||
出身地 | ![]() |
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身長 | 176cm | ||
体重 | 72kg |
ポジションはディフェンダー(左サイドバック、右サイドバック)。
利き足は両足。
その正確なキックの精度から「精密機械」、「クロス王」の異名をとった。
80年代から90年代にかけて活躍したドイツ代表の攻撃的サイドバック。
インテル・ミラノのドイツトリオの一人でクラブの黄金期を支えた。
ディフェンダーながらバロンドール3位に選ばれるほど活躍した選手である。
獲得タイトル
クラブ
- カイザースラウテルン
- Bundesliga: 1997–98; runner-up 1993–94
- DFB-Pokal: 1995–96
- DFL-Supercup: runner-up 1996
- バイエルン・ミュンヘン
- Bundesliga: 1986–87; runner-up 1987–88
- European Cup: runner-up 1986–87
- DFL-Supercup: 1987
- インテル・ミラノ
- Serie A: 1988–89
- Supercoppa Italiana: 1989
- UEFA Cup: 1990–91
- レアル・サラゴサ
- Copa del Rey: runner-up 1992–93
代表
- ドイツ代表
- FIFA World Cup: 1990; runner-up 1986
- UEFA Euro: runner-up 1992
個人
- UEFA European Championship Team of the Tournament: 1984, 1992
- kicker Bundesliga Team of the Season: 1985–86
- Guerin d’Oro (Serie A Footballer of the Year): 1989
- Pirata d’Oro (Internazionale Player of the Year): 1989
- FIFA World Cup All-Star Team: 1990
- Ballon d’Or – Third place: 1990
経歴
地元のバルマークというクラブのマネージャーを務めていた父の影響でサッカーを始め、1980年にブンデスリーガ2部の1.FCザールブリュッケンでプロデビュー。
翌1981年にカイザースラウテルンに移籍し、すぐさま頭角を現すと1986年に国内のバイエルン・ミュンヘンへ移籍。
1986-87シーズンのUEFAチャンピオンズカップ決勝ではFCポルトに敗れたが、リーグ制覇に貢献した。
1988年にセリエAのインテル・ミラノへ移籍、開幕戦となった10月9日のアスコリ戦でセレーナのゴールをアシストするデビューを飾ると、2節のピサ戦でセリエA初ゴールを決めるなど、そのシーズンのスクデット獲得に貢献し、イタリアのスポーツ誌 Guerin Sportivoが選ぶシーズン最優秀選手賞にも選ばれた。
1991年にはUEFAカップの優勝に貢献、チームメイトのマテウスやクリンスマンと共にドイツ人トリオとして活躍した。
ドイツ代表としては1984年2月に初選出され6月の欧州選手権に出場。
1986年のワールドカップ・メキシコ大会では西ドイツの準優勝、1990年のワールドカップ・イタリア大会では優勝にそれぞれ貢献した。
1990年大会のユーゴスラビア戦ではクロスでクリンスマンの得点をアシスト、オランダ戦では左サイドでパスを受け、右足で鋭いカーブを描くシュートで得点、準決勝のイングランド戦では直接フリーキックを、決勝のアルゼンチン戦では、唯一の得点となったPKを冷静に決めるなど、3得点3アシストをマークした。
大会を通じて質の高いプレーを披露したブレーメは、インテルでの活躍もあって1990年のバロンドール3位に輝いた。
その後、スペインのレアル・サラゴサ、古巣のカイザースラウテルンへと移籍、ワールドカップ・アメリカ大会に出場、1996年に2部落ちしたカイザースラウテルンの一部復帰と翌シーズンのリーグ優勝を見届け、1998年に現役を引退した。
ブンデスリーガ1部では301試合50ゴール、2部では68試合3ゴールの成績を残した。
エピソード
引退後は監督を務めた。
プレースタイル
積極的な攻撃参加と、正確なクロスボールを供給することを得意とし、ドイツきってのPKやFKの名手でもあり、多くの得点源となった。
歴史上でも指折りのクロサーでした。
まるで、機械のように正確な左右のキックは精密機械といわれたほど。
どんなときも、冷静に状況を判断できる精神力と監督の戦術を黙々とこなせる戦術理解力も高い。
どれをとっても、一流だった名サイドバックです。
スピードはあまりありませんが、状況判断に優れていて、タイミングの良い飛び出しを数多く見せていました。
安定感も抜群。
PK職人でもありました。
そのキックの精度を活かし、PKだけではなくフリーキックの精度も超一流の選手でした。