概略
国籍 | ![]() ![]() ![]() |
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生年月日 | 1978年5月8日(42歳) | ||
出身地 | ブラジリア | ||
身長 | 188cm | ||
体重 | 84kg |
ポジションはディフェンダー(センターバック、リベロ)。
利き足は右。
2000年代、ブラジル代表で活躍した攻撃的センターバック。
獲得タイトル
クラブ
- Guará
- Campeonato Brasiliense: 1996
- インテルナシオナル
- Campeonato Gaúcho: 1997
- Copa São Paulo de Futebol Júnior: 1998
- バイエルン・ミュンヘン
- Bundesliga: 2004–05, 2005–06, 2007–08
- DFB-Pokal: 2004–05, 2005–06, 2007–08
- DFB-Ligapokal: 2004, 2007
- インテル・ミラノ
- Serie A: 2009-10
- Coppa Italia: 2009–10, 2010–11
- Liga dos Campeões da UEFA: 2009–10
- Supercoppa Italiana: 2010
- Copa do Mundo de Clubes da FIFA: 2010
- ユヴェントス
- Supercopa da Itália: 2012
代表
- ブラジル代表
- Copa do Mundo: 2002
- Copa das Confederações: 2005, 2009
個人
- Bola de Prata da Revista Placar: 2000
- Melhor jogador da Bundesliga: 2001–02, 2003–04
- MasterSix Bola de Ouro: 2007
- Destaque Copa América: 2008
- FIFPro World XI: 2010
- Prêmio Futebol no Mundo: 2009–10
- Melhor Zagueiro Central do Paulistão: 2014
経歴
クラブ
SCインテルナシオナルで頭角を現し、2000年にドイツのバイエル・レバークーゼンへの移籍を果たした。
2001-02シーズンのチームの上位進出に積極的な攻撃と守備で貢献した。
加入初年度でリーグ戦29試合に出場し4得点1アシストを記録。
ブンデスリーガ2位入りに貢献し、チャンピオンズリーグ(CL)でも16試合で3得点決めてチームを決勝進出に導いた。
決勝のレアル・マドリード戦では同点ゴールを決める活躍を見せたが、惜しくも1-2の敗戦を喫して優勝を逃している。
レバークーゼンでは強烈なシュート力を活かし、直接ゴールを狙える長距離のフリーキックを任されることもあり、実際に得点を決めたこともある。
2002-03シーズン以降レバークーゼンは成績を落とし、ルシオには国内外のビッグクラブへの移籍話が尽きなかったが、2004年7月1日にドイツのバイエルン・ミュンヘンへ移籍した。
バイエルンでは監督や戦術の変更が何度もあったが、レギュラーとしてDFラインを支え続けた。
バイエルンでは3度のブンデスリーガ制覇を経験。
バイエルンでは副キャプテンを任され、時にはキャプテンマークを着けることもあった。
2008-09シーズンの終盤には怪我人が出た影響から、右サイドバックで起用された。
バイエルンではブンデスリーガで145試合に出場し、2冠を3回達成した。
2009年、FIFAコンフェデレーションズカップを戦っている最中にバイエルンから突然戦力外通告を受け、7月16日にイタリアのインテルに3年契約で移籍した。
インテルでは2009/10シーズンのCL優勝を成し遂げている。
2012年7月4日、インテルとの契約を解消して最大のライバルであるユヴェントスFCに2年契約で移籍が決定した。
しかし、出番に恵まれず、12月17日に契約解除し、母国のサンパウロFCに移籍。
2015年6月7日、インドのFCゴアへ移籍した。
2017年12月7日、SEガマへ移籍した。
代表
2000年、シドニーオリンピックに出場。
日韓W杯予選時、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督の戦術と噛み合わないとの批判も受けたが、結局は本大会までレギュラーを守った。
本大会でも3バックの右としてラインを統率し、ブラジル5度目の優勝に貢献した。
準々決勝、イングランド戦では、エミール・ヘスキーからのロングボールをゴール前で対処ミスし、マイケル・オーウェンに先制点を献上したが、ブラジルが逆転した後も集中力は途切れなかった。
決勝のドイツ戦では、相手をフェイントで交わしてシュートまで持ち込んだ。
ドゥンガ監督に代表のキャプテンに指名され、FIFAコンフェデレーションズカップ2009決勝のアメリカ戦で決勝点を挙げるなど、優勝に貢献した。
エピソード
ルッシオは敬虔なクリスチャンとして知られ、このコンフェデレーションズカップには自費で神父を帯同させた。
対戦相手として全く関係が作れなかったのはズラタン・イブラヒモヴィッチであると語った。
「仲良くなれなかった対戦相手? 私はその点でズラタン・イブラヒモヴィッチの名前を挙げなければならないね。
彼はとても素晴らしい選手だ。しかし、同時に迷惑な男で、他人への敬意を欠いており、とても傲慢な人間だ。
我々の間には多くのエピソードがある。ただ、最終的にはお互いに謝罪をしている」
プレースタイル
ルシオは守備の要として構え、優れたドリブル突破で攻撃にも貢献する優れたリベロです。
強靭なフィジカルを活かした守備能力に定評がある優れたディフェンダー。
もともとセンターバックとして活躍していましたが、ディフェンダーにはもったいない足元の技術を要しており、ボールを奪い、スペースがあるならば、どこまでもドリブルで攻めあがることができるリベロです。
また、守備能力も素晴らしく、対人スキルも非常に優れたセレソンの守備の要として活躍したサッカー選手です。
身体の張り合い、意地の張り合いでは決して負けない。
スピードもあるし、味方も怒鳴れる無骨漢。
攻撃参加をするセンターバックで、得意技はヘッドとドリブル突破。
ブラジル人らしく個人技で持ち上がるのが特徴です。
CBにも関わらずどんどん上がっていきます。
ルシオはドゥンガ監督時代のブラジル代表キャプテンを務めるなど、チームをけん引するキャプテンシーの持ち主です。
そして1対1では絶対に負けないという、強いメンタリティーを持つ選手でもあります。
技術というよりも気持ちで守るその精神は、周囲の選手をも無言で鼓舞する結果につながります。