概略
国籍 | ![]() ![]() |
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生年月日 | 1993年3月15日(27歳) | ||
出身地 | ラニー=シュル=マルヌ | ||
身長 | 191cm | ||
体重 | 84kg |
ポジションはミッドフィールダー(センターハーフ)。
利き足は右。
世界最高級の実力を秘めるフランス代表のMF。
2018年ワールドカップ・ロシア大会優勝の立役者。
獲得タイトル
クラブ
ユヴェントス
- Serie A: 2012–13, 2013–14, 2014–15, 2015–16
- Coppa Italia: 2014–15, 2015–16
- Supercoppa Italiana: 2013, 2015
マンチェスター・ユナイテッド
- EFL Cup: 2016–17
- UEFA Europa League: 2016–17
代表
フランス代表 U20
- FIFA U-20 World Cup: 2013
フランス代表
- FIFA World Cup: 2018
個人
- UEFA European Under-17 Championship Team of the Tournament: 2010
- UEFA European Under-19 Championship Team of the Tournament: 2012
- FIFA U-20 World Cup Golden Ball: 2013
- Golden Boy: 2013
- Serie A Team of the Year: 2013–14, 2014–15, 2015–16
- FIFA World Cup Best Young Player: 2014
- Bravo Award: 2014
- UEFA Team of the Year: 2015
- FIFA Ballon d’Or/Ballon d’Or: 2015 (15th place), 2016 (14th place), 2018 (15th place)
- FIFA FIFPro World11: 2015
- FIFA FIFPro World11 2nd team: 2016, 2017, 2018
- FIFA FIFPro World11 3rd team: 2014
- FIFA FIFPro World11 nominee: 2019 (7th midfielder)
- ESM Team of the Year: 2015–16
- UEFA Europa League Squad of the Season: 2016–17
- UEFA Europa League Player of the Season: 2016–17
- UEFA Men’s Player of the Year Award: 2015 (10th place)
- PFA Team of the Year: 2018–19 Premier League
経歴
クラブ
ギニア系の両親をルーツに持つ。
2009年にマンチェスター・ユナイテッドFCの下部組織に入団し、2011年にトップチームに昇格した。
9月19日、フットボールリーグカップのリーズ・ユナイテッドAFC戦でプロデビューを果たした。
2012年1月31日のストーク・シティFC戦でプレミアリーグデビュー。
2012年8月3日、出場機会を求めてフリートランスファーでユヴェントスFCへ移籍。
10月20日のSSCナポリ戦で移籍後初ゴールならびにプロ初ゴールを決めた。
2012-13シーズンは27試合に出場し5ゴールを決めてユヴェントスの連覇に貢献し、一躍トップクラスの選手へと躍り出た。
2013-14シーズンはシーズン開幕直後のクラウディオ・マルキージオの負傷によってスタメンを確保。
マルキージオの復帰後もレギュラーとして活躍し35試合に出場して7ゴールを挙げるなどチームのセリエA三連覇に貢献した。
2015-16シーズンから背番号を6番から10番に変更することを、クラブ公式Twitter上で発表した。
10番はミシェル・プラティニ、ロベルト・バッジョ、アレッサンドロ・デル・ピエロ、カルロス・テベスといった名選手が着用していた番号である。
2016年8月7日、古巣マンチェスター・ユナイテッドFCのメディカルチェックを行うことが発表された。
そして、8月8日に5年契約で完全移籍することが発表された。
移籍金はユヴェントス側の発表によると、当時のサッカー界における移籍市場史上最高額の1億500万ユーロにボーナス500万ユーロの1億1000万ユーロ。
UEFAヨーロッパリーグ 2016-17決勝、アヤックス・アムステルダム戦ではゴールを決め、チームの優勝に貢献した。
2018年4月のマンチェスターダービーでは、試合途中まで2-0とリードされマンチェスター・シティFCの優勝にリーチがかかっているなか、2得点の活躍で、3-2と勝利、目の前でのシティの優勝を阻止した。
2018-19シーズン、ジョゼ・モウリーニョ監督体制3年目となったこのシーズンは序盤から確執が噂され、腕章もはく奪。
パフォーマンスも昨シーズンとは程遠いものとなっていた。
絶不調の最中にあった2018年末にモウリーニョ監督が解任され、後任にオレ・グンナー・スールシャール監督が就任すると、チームは指揮官交代後の7試合で全勝。
ポグバもその内の6試合にフル出場して5ゴール4アシストと躍動し復調を果たした。
しかし、後にスールシャールとも確執を生んでしまい、2019-20シーズン開幕前には退団を希望していたと伝えられ、レアル・マドリードへの移籍やユヴェントス復帰がメディアによって取り沙汰されていた。
ポグバは2018-19シーズンをリーグ成績35試合13得点9アシストで終えている。
2019-20シーズンは2019年9月25日のロッチデールAFC戦ではキャプテンマークとPKキッカーを剥奪された。
その後、足首の負傷により戦列を離れる。
12月22日、プレミアリーグ第18節ワトフォードFC戦にて途中出場し、復帰を果たした。
代表
フランス代表として、UEFA U-17欧州選手権2010に出場した。
2013年3月22日に行われた2014 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選のジョージアとの試合でラファエル・ヴァランと共にA代表デビューを果たし、先発フル出場した。
2013 FIFA U-20ワールドカップでは主将を務め、優勝に貢献。大会最優秀選手にも選ばれた。
2014 FIFAワールドカップ決勝トーナメント1回戦ナイジェリア戦で先制点を決めた。
チームはベスト8に終わったが、大会の最優秀若手選手賞を受賞し存在感を見せつけた。
2018 FIFAワールドカップではグループステージのデンマーク戦を除く全ての試合に出場。
クロアチアとの決勝戦ではフランスの3点目となるミドルシュートを決め、フランスの優勝に大きく貢献した。
エピソード
髪型が特徴的で、2016年2月にはポケモンの「モンスターボール」をイメージしたヘアスタイルを自身のインスタグラムで披露した。
ヒョウ柄を模した剃り込みを入れていた時はマッシミリアーノ・アッレグリ監督から「そもそも私にはそんなことをする十分な毛がない。このような少年は、7つか8つの美容院を行ったり来たりするのだろう。私の日常生活には合わないよ」と自虐を交えて語られた。
2018年3月にはドラゴンボールの超サイヤ人をイメージした青と金の髪色にした。
実兄はギニア代表のフロランタン・ポグバとマティアス・ポグバ。
ポグバは趣味としてバスケも嗜んでいる。
2017年5月、ESPNは世界で最も有名なアスリート100人を発表し、40位に選出された。
サッカー選手としては14位。
マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバが、ジョゼ・モウリーニョ前監督と対立していたのは、もはや誰の目にも明らかだった。
チームの「顔」であるポグバとの確執は、モウリーニョがユナイテッドを解任された原因のひとつだったとみられている。
そのモウリーニョが4月1日、母国ポルトガルでのセミナーで、ポグバとのエピソードをひとつ明かし、その中でポグバを「閣下」と呼んで皮肉ったことを英紙『Telegraph』が伝えている。
モウリーニョが告白した“事件”が起きたのは、昨年9月2日に敵地で行なわれたバーンリー戦(プレミアリーグ第4節)。
マンチェスターから30キロほどの距離にもかかわらず、ポグバは試合後にチームバスに帯同せず、個別にマンチェスターに戻りたいと願い出てきたというのだ。
試合前であったためにモウリーニョは、「ロンドン遠征でそこに残りたいというのなら別だが、今回は距離が近い。道理にかなわない」と却下。
だが、2-0で勝利すると、ポグバは再び別行動を申し出た。
それに対して、「勝利して嬉しかったから、少し受け入れた」というモウリーニョは、「最低限としてバスでみんなと出発し、スタジアムから10分ほどのところで運転手に追いつくように頼みなさい。あとは好きにすればいい」と返答。
それでも、ロッカールームでポグバは不満げだったようだ。
その後、記者会見を終え、チームのバスに戻ってきたポルトガル人指揮官は、バスの隣にポグバの運転手と新車のロールスロイスが1台止まっているのを確認したという。
この時の様子について、モウリーニョは、「閣下は自分のロールスロイスでスタジアムを後にしたかったんだよ」と振り返ったうえで、次のように続けた。
「では、これにどう対処すべきなのだろうか。絶対にロールスロイスは認めないと言うべきか。嬉しければ、認めるべきなのか。それとも、私を『休暇』にする別の道で解決するのだろうか」
この「休暇」が解任を指すのは明らかだった。
ポグバとチームを復調させ、先月28日にユナイテッドの正式監督の座を手にしたオレ・グンナー・スールシャール監督は、前任者が明かしたエピソードをどのように受け止めるのだろうか。
プレースタイル
身長191cmと恵まれた体格を生かし、攻守ともに高い能力がある選手です。
また、ボールタッチやテクニックも素晴らしく、特にパスの精度が抜群だ。
2018年W杯のデータによれば、大会を通じてポグバのパス成功率は82%(296本中245本)攻撃的な選手であるため、チャレンジするパスが多い中、この成功率はトップクラスです。
浮き球で送る中長距離のパスの精度が高く、遠めから前線の味方にロングパスを蹴る時もちょうど良い所にボールを落としてきます。
ポグバは191cmと大柄であり、手足が長いためプレーがダイナミックで豪快です。
その恵まれた体格を生かした、空中戦、リーチの長さを生かしたボール奪取、ドリブル、どれも一級品です。
特に、素晴らしいのがキープ力の高さです。
強いフィジカルを利用し、中盤でボールをキープし中盤に厚みを持たせてくれます。
彼は中盤の選手なので守備陣からボールを引き取って前線に繋ぐわけですが、ダブルタッチなどの足技を織り交ぜて相手のプレッシャーをものともせず進むことができます。
その見るも華麗な足さばきに加え、フィジカルコンタクトに強い体格も彼は備えています。
中盤から積極的に攻撃を仕掛ける攻撃参加も持ち味です。
またシュートレンジの広さは世界トップクラス。
強烈なミドルシュートを持っています。
ペナルティエリアまでけっこう距離がある場所からでも、相手の寄せが甘いと強烈なシュートを浴びせてきます。
ポグバの凄さは速さ、しなやかさ、強さ、うまさを兼ね備えた、攻撃型の全ての要素が規格外のレベルにある点です。
攻撃にフォーカスされがちなポグバですが、守備にも注目すべきです。
なぜなら、ポグバはその恵まれた体を生かしたボール奪取も魅力的だからです。
攻撃もできるし、守備も脅威、これほどチームに心強いキャラクターは中々いないでしょう。
ただ、守備意識の低さが玉に瑕です。
献身的な守備を行うことができれば、よりチームに欠かせない選手になるはずです。
ポグバは能力的に非常に優れている選手ですが、メンタルコントロールは上手でないかもしれません。
プレーに活気が感じられないことがあります。
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