概略
国籍 | ![]() ![]() |
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生年月日 | 1993年7月28日(27歳) | ||
出身地 | ロンドン ウォルサム・フォレスト区 | ||
身長 | 188cm | ||
体重 | 86kg |
ポジションはフォワード(センターフォワード)。
利き足は右。
愛称は「ザ・ハリケーン」。
2004年にトッテナム・ホットスパーFCの下部組織に加入し、2010年にトップチーム昇格して以降2度のプレミアリーグ得点王、4度のPFA年間ベストイレブンに選出されている他、2015年からはクラブの副主将を務める。
イングランド代表には2015年から選出され、2018年からは主将を担っている。
2018年のロシアワールドカップでは大会得点王に輝き、大英帝国勲章が授与された。
獲得タイトル
クラブ
トッテナム・ホットスパー
- Football League Cup runner-up: 2014–15
- UEFA Champions League runner-up: 2018–19
代表
イングランド代表
- UEFA Nations League third place: 2018–19
個人
- Millwall Young Player of the Year: 2011–12
- Premier League Player of the Month: January 2015, February 2015, March 2016, February 2017, September 2017, December 2017
- PFA Team of the Year: 2014–15 Premier League, 2015–16 Premier League, 2016–17 Premier League, 2017–18 Premier League
- PFA Young Player of the Year: 2014–15
- Tottenham Hotspur Player of the Year: 2014–15
- Premier League Golden Boot: 2015–16, 2016–17
- PFA Fans’ Player of the Year: 2016–17
- Football Supporters’ Federation Player of the Year: 2017
- England Player of the Year Award: 2017, 2018
- FIFA FIFPro World11 2nd team: 2018
- FIFA FIFPro World11 5th team: 2017
- FIFA FIFPro World11 nominee: 2019 (10th forward)
- FIFA World Cup Golden Boot: 2018
- FIFA World Cup Dream Team: 2018
- The Best FIFA Men’s Player: 2019 (10th place)
- Member of the Order of the British Empire: 2019
経歴
クラブ
地元のクラブ、リッジウェイ・ローヴァーズFCに入団し、フットボールを始めた。
7歳の時にスカウトを受けて、アーセナルFCのユースチームに入団した。
アーセナルFCに入団した時には既にスパーズファンだったため、当時からスパーズのシャツが着たかったとも語っている。
加入後約1年でアーセナルFCから放出されて、ワトフォードFCのユースチームに入団、その後11歳でトッテナム・ホットスパーFCのユースチームに入団した。
2004年からトッテナム・ホットスパーFCのユースチームでプレー。
2009-2010シーズンには出場こそ無かったもののカップ戦でトップチームでのベンチ入りも経験した。
2010-2011シーズンの2011年1月7日、レイトン・オリエントFCにシーズン終了までの期限付きで移籍。
2011-2012シーズンの2011年8月25日、UEFAヨーロッパリーグ・プレーオフ第2戦のハート・オブ・ミドロシアンFC戦でトップチームデビュー。
同年12月15日、ヨーロッパリーグのグループリーグ第6節、シャムロック・ローヴァーズFC戦(4-0)でトップチームでの初ゴールを決めてこの試合の勝利に貢献したが、チームは勝ち点で及ばずグループリーグで敗退した。
シーズン前半はクラブで過ごしたが、2012年1月1日、当時のチームメイトであるライアン・メイソンと共にフットボールリーグ・チャンピオンシップのミルウォールFCにレンタル移籍する。
移籍後はシーズン後半だけで9ゴールをあげる活躍を見せ、ミルウォールのファンが選ぶ最優秀若手選手に選ばれた。
2012年8月19日、2012-2013シーズン開幕戦のニューカッスル・ユナイテッドFC戦終盤に途中出場しプレミアリーグデビューを果たす。
同年9月1日、プレミアリーグのノリッジ・シティFCへレンタル移籍。
2013年1月にトッテナムに復帰したが、2月にレスター・シティFCにレンタル移籍。
2014年1月からトッテナムに復帰、リーグカップのハル戦で初得点。
その後2014年4月のサンダーランド戦でプレミアリーグ初先発、初得点を記録すると、そこから3試合連続ゴールを記録した。
リーグ戦では途中出場などで3ゴールを決めるなど、トップチームに定着するシーズンとなった。
2014-15シーズンからは前シーズンまでジャーメイン・デフォーが着けていた背番号18に変更、不振のロベルト・ソルダードに代わりスターティングメンバーに定着、ブレイクを果たした。
2014年10月23日に行われたUEFAヨーロッパリーグ 2014-15のアステラス・トリポリFC戦でハットトリックを達成。
しかし、後半41分にウーゴ・ロリスが退場し、交代枠を使い切ったため急遽ゴールキーパーと臨時キャプテンを務め、1失点を喫するという珍記録を作った。
11月2日のアストン・ヴィラ戦では、試合終了間際に直接フリーキックを決めて決勝点を挙げた。
2015年元旦のチェルシーFC戦では2ゴール1アシストの活躍を見せた。
その後も得点を重ね、1月のプレミアリーグ月間最優秀選手に選出されると、2月7日のアーセナルFC戦で2ゴール、続くリバプールFC戦で1ゴールの活躍を見せた。
プレミアリーグ第27節のクイーンズ・パーク・レンジャーズ戦で2得点を挙げ、この時点で得点ランキングトップのジエゴ・コスタ、セルヒオ・アグエロに1点差まで詰めた。
この活躍で、ロビー・ファウラー、デニス・ベルカンプ、クリスティアーノ・ロナウドに次いで史上4人目の快挙となる2か月連続の月間最優秀選手に選ばれた。
プレミアリーグ第30節、レスター戦でプレミアリーグでは自身初となるハットトリックを決め、一時得点ランキングトップに立った。
スイスのスポーツ研究国際センターが発表した、2015年1月1日から同年3月までの選手パフォーマンスのポジション別のランキングでは、フォワード部門で1位のリオネル・メッシ、2位アリエン・ロッベン、4位ルイス・スアレス、5位ジエゴ・コスタらに続いて6位にランクインした。
これはクリスティアーノ・ロナウドやカリム・ベンゼマ、ネイマール、元トッテナムのエースであるガレス・ベイルを凌ぐ結果となった。
3月は5得点したが、同じく5得点したオリヴィエ・ジルーに月間最優秀選手を譲り、史上初の3か月連続受賞とはならなかった。
2015年4月5日のバーンリーFC戦では、初めてキャプテンマークを巻いて出場した。
このシーズンは最終的にリーグ戦34試合21得点を挙げてアグエロに次ぐ得点ランキング2位になり、PFA年間ベストイレブンとPFA年間最優秀若手選手賞を受賞した。
PFA年間最優秀選手賞はエデン・アザールに譲る形となった。
シーズン終盤にはFCバルセロナなどからの関心が伝えられ、特にマンチェスター・ユナイテッドFCは4500万ポンド(約84億8000万円)を準備しているなどの話があがった。
2015-16シーズンのプレシーズンマッチを最後に背番号を18番から10に変更(背番号18番を付けて最後にプレーしたのはアウディカップ2015のレアルマドリード戦となった。)。
ケインは「クラブのレジェンドになりたい。」と変更の理由をDaily Telegraph紙に語った。
9月26日のマンチェスター・シティ戦でシーズン初ゴールを記録、その後2015年11月のボーンマス戦ではハットトリックを達成するなど前シーズンを上回るハイペースで得点を量産した。
特に3月はリーグ戦4試合で5得点を記録し月間最優秀選手に選ばれた。
4月2日のリヴァプール戦で22得点目を決め、スパーズでのプレミアリーグ1シーズンの中でのクラブ最多得点を記録した。
最終的にアグエロとジェイミー・ヴァーディを抑えてプレミアリーグの得点王であるゴールデンブーツを獲得した(スパーズの選手としてはテディ・シェリンガム以来の受賞)。
2016-17シーズン序盤、怪我でリーグ戦5試合を欠場するなど苦しいスタートとなった。
2017年1月14日のウエストブロム戦では、自身プレミアリーグでの3回目となるハットトリックを決めた。
2017年2月19日FAカップ5回戦フラム戦にて再びハットトリックを達成。
2017年2月26日のストーク戦では前半14分に通算100ゴールを記録すると、32分と37分にも続けざまにゴールを決め、9試合で3回目となるハットトリックを達成した。
次ぐ2017年3月5日エヴァートン戦でも強烈なミドルなどで2得点を決め、この時点で得点王争いの単独トップに立っていた。
またこの試合でのゴール後のパフォーマンスが話題を呼び、英衛星放送のSKYSPORTSではこの話題に乗じて「プレミアリーグ最高のゴールセレブレーション」と題した特集が組まれた。
ケインは同局のインタビューで「シーズン序盤ではあまりゴールを決められなかった、だからささやかなセレブレーションを考えた」と語った。
2017年3月10日、自身4度目となるプレミアリーグ2月の最優秀選手に選ばれた。
しかし怪我のため、約1月間離脱していたが、4月15日のボーンマス戦でスタメンに復帰すると、その試合で3シーズン連続の20ゴール以上となる得点を決めた。
怪我の為シーズン中に8試合を欠場したが、2017年4月には活躍が認められて、PFA年間ベストイレブンに選出された。
5月14日、ホワイト・ハート・レーンでの最後のホームゲーム、マンチェスター・ユナイテッド戦において、アウトサイドで技ありの決勝点を決め、勝利に貢献した。
5月18日、延期されていた第34節レスター戦ではキャリア初の4得点を決め、再び得点王争いのトップに立った。
プレミアリーグ最終節のハルシティ戦で再びハットトリックを達成、リーグ戦通算29ゴールとし、2年連続プレミアリーグ得点王となった。
またPFAのファンが選ぶ2016-17シーズンのプレミアリーグMVPに選ばれた。
2017-18シーズン開幕から3試合ノーゴールであったが、開幕から4試合目のエヴァートンとのゲームで2ゴールを決め、前半28分の1点目がトッテナムでの通算100ゴールとなった。
9月23日、ウエスト・ハムとの試合では先制点とトッテナムの2点目を決め、3-2での勝利をもたらした、3日後の9月26日、欧州CL第2節のアポエル・ニコシア戦でチャンピオンズリーグでは初のハットトリックを決めて勝利に貢献した。
9月30日、ハダースフィールド・タウンFCとのゲームでも2ゴールを決め4-0での勝利をもたらした。
2017年10月13日、9月開催のプレミアリーグの試合で合計6得点の活躍で、2017年9月のプレミアリーグ月間最優秀選手に選ばれた。
10月22日、ウェンブリー・スタジアムで行われたリヴァプールFCとの対戦ではリヴァプールDFのミスを突き2得点を決め、またソン・フンミンのゴールをアシストする活躍で4-0での勝利に貢献した。
12月9日のストーク戦では2ゴールを決める活躍で5-1での勝利に貢献、同試合でプレミアリーグ131試合90得点として、リーグの得点最速記録では、アラン・シアラーの113試合に次ぐ2位の記録を達成した。
12月23日のバーンリーとの対戦では、2017年7回目となるハットトリックを達成、チームを3-0での勝利に導き、3日後の12月26日、サウサンプトン戦でも2試合連続となるハットトリックを達成、1点目のゴールでアラン・シアラーが記録したプレミアリーグ年間36ゴールの記録を破り新記録を樹立すると、2点目のゴールでリーグや欧州カップ、代表などの1年間のゴールの合計数で、リオネル・メッシを上回り最多得点者となり、最終的には3ゴール目で、先述のプレミアリーグ年間最多ゴール39点の新記録を樹立した。
2018年1月、月間8ゴールを挙げる活躍で2017年12月のプレミアリーグ月間MVPに選出され、スティーヴン・ジェラードと並び、プレミアリーグ最多の6度目の受賞となった。
2018年1月14日のエヴァートン戦で2ゴールを決め、チームに勝利をもたらすと、この日の2ゴールでシェリンガムを抜き、プレミアリーグ創設以降でのトッテナム最多得点記録者となった。
2月4日のリヴァプール戦では、プレミアリーグ通算100得点の記録がかかる1本目のPKを失敗、しかし試合終了間際に再度PKを獲得、これを成功させプレミアリーグ通算100ゴールの記録を達成した。
2018年2月10日のアーセナルとのノース・ロンドン・ダービーではDFに囲まれながらヘディングで決勝ゴールを決め、1-0での勝利に貢献した。
欧州CL決勝トーナメントベスト16、ユベントスFCとのファーストレグの対戦では2-0とリードされたなか、アリのスルーパスに反応し2-1と追い上げのゴールを決め、2-2での引き分けに貢献した。
2018年4月14日、3シーズン連続となる25ゴールを決めた活躍により、3シーズン連続となるプレミアリーグ年間ベストイレブンに選出された。
5月9日、ニューカッスル戦では決勝ゴールを決め、チームを3期連続のチャンピオンズリーグ出場へと導いた。
最終節のレスター・シティ戦で2ゴールを決めたが、リーグ戦32得点を記録したリバプールのモハメド・サラーに2点及ばず、3期連続のゴールデンブーツのタイトルを逃した。
しかし自身最多の30ゴールを決めチームのリーグ3位、チャンピオンズリーグストレートインに貢献した。
2018-19シーズン、プレミアリーグ第2節のフルハム戦ではシーズン初ゴールを決め3-1での勝利に貢献したが、これはプロキャリアで初となる8月のゴールで、これまで8月にゴールを決めたことは無く、メディアやファンからは8月の呪いなどとも謳われていた。
8月27日、マンチェスター・ユナイテッド戦では自身オールド・トラフォードでの初となるゴールを決め3-0で勝利した。
14ゴールを決め、リーグの得点王争いでトップタイであったが、1月13日のマンチェスター・ユナイテッド戦で負傷し、3月まで戦線を離脱する見込みとなった。
UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝マンチェスター・シティ戦1stlegで負傷し、以降の試合を欠場し、プレミアリーグ5年連続20ゴールの記録が途絶えた。
チャンピオンズリーグ決勝のリヴァプールFC戦で約2か月ぶりに復帰し先発フル出場を果たしたが、存在感を示せず、チームは0-2と敗れ優勝を逃した。
2019-20シーズン、開幕戦となったアストンビラ戦で決勝ゴールを含む2得点を挙げて好調なスタートを切った。
第6節のレスター・シティ戦では、ソン・フンミンのパスを受けてエリア内に侵入し、背後からDFに押されて転倒しながらも強引にGKの左上を撃ち抜くゴールで先制点を挙げたが、試合には逆転負けを喫した。
2019年11月にポチェッティーノ監督が成績不振で解任され、後任にモウリーニョが監督に就任し、その初戦となったウエストハム戦では決勝ゴールを決めた。
第21節のサウサンプトン戦でハムストリング断裂、半年程度離脱の可能性が高く、ユーロ2020も欠場する可能性が報じられた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大により、3月中旬から実に3ヶ月間リーグ戦が中断。
リーグ再開後初戦となる6月19日の第30節のマンチェスターU戦にて復帰を果たし、2試合目となる31節のウェストハム戦で復帰後初のゴールを決めた。
第36節のニューカッスル戦では1-1で迎えた60分に決勝ゴールを決め、90分には追加点を挙げて勝利に貢献し、また前者のゴールでクラブキャリア通算得点数を200に伸ばした。
出場350試合での同記録達成はティエリ・アンリやセルヒオ・アグエロといった歴代のストライカーを大幅に上回るハイペースである。
EL出場権をかけた大一番となる37節のレスター・シティ戦でも、2得点を挙げ勝利に貢献、試合後にはマンオブザマッチに選出された。
最終節のクリスタル・パレス戦でも得点を挙げたが、試合には1-1で引き分けた。
怪我での離脱もあったがリーグ戦ではシーズン中、18ゴールを決め、ウォルバーハンプトンを逆転しての6位フィニッシュに貢献した。
代表
各年代で代表に選出され、U-21イングランド代表では長く主力選手としてプレーしている。
UEFA U-21欧州選手権の予選では8試合6得点と本大会出場権獲得に大きく貢献した。
2015年3月19日、イングランド代表のロイ・ホジソン監督から評価を得て、UEFA EURO 2016予選と国際親善試合に向けてのイングランド代表メンバーに初招集された。
3月27日のUEFA EURO 2016予選リトアニア戦で71分にウェイン・ルーニーとの交代でデビューを果たすと、ラヒーム・スターリングのクロスにヘディングで合わせて代表デビューからわずか79秒で初得点を記録した。
この得点はイングランド代表デビュー歴代最速ゴール記録となり、ケインは鮮烈な代表デビューを飾った。
2016年ユーロ本大会に出場したが、イングランド代表自体が不調でケインも無得点に終わるなど、活躍出来なかった。
また予選リーグ第1戦で、コーナーキックのキッカーを長身FWケインが務めたことが批判され、2戦目以降はルーニーなどに変更された。
2017年6月10日に行われた、スコットランド代表との2018 FIFAワールドカップ・ヨーロッパ予選では初めてイングランド代表の主将を務め、1点ビハインドでイングランド代表の敗戦が濃厚となっていた後半48分、2-2とする貴重なボレーでの同点ゴールを決めた。
続いて行われたマルタ代表とのワールドカップ予選でも2得点を決めた。
同年10月5日のワールドカップ予選スロベニア戦では0-0で迎えた後半アディショナルタイムに決勝ゴールを挙げ、イングランドの6大会連続15回目のワールドカップ出場を決めた。
2018 FIFAワールドカップでのイングランド代表主将に任命された。
グループステージ第1節のチュニジア戦で2得点を記録、続く第2節のパナマ戦で、ワールドカップではイングランド人史上3人目の快挙となるハットトリックを達成した。
決勝トーナメント一回戦コロンビア戦では、カルロス・サンチェスに倒されて得たPKで先制点を決めるなどの働きでチームの勝利へ貢献。
最終的には自身初、イングランド代表チームとしても1986年のゲーリー・リネカー以来となる32年ぶりの得点王に輝き、28年ぶり(1990年大会以来)となるイングランド代表のベスト4進出に大きく貢献した。
2019年UEFA EURO 2020予選9月8日のブルガリア戦、11月14日のモンテネグロ戦ではハットトリックを決めて、イングランドを本大会出場へと導いた。
なおこの予選では8試合連続ゴールなどで12得点を挙げた。
エピソード
幼少期はトッテナム・ホットスパーFCの最大のライバルであるアーセナルFCの下部組織に所属していたが、当時からすでにトッテナム・ホットスパーFCのファンであった。
上記した通り、幼少期からトッテナム・ホットスパーFCのファンであり、トッテナム一筋でのプレーを望んでいる。
ケインがブレイクを果たした2014-2015シーズン、レアル・マドリードCFが獲得を考慮してスカウトを派遣した事がニュースになった際、「10年後にまだここにいられたとすれば本当に幸せなことだ。今は活躍した選手が別のクラブにいったり他国へ移籍したりすることが多い。状況次第だけど、今は長い間トッテナム・ホットスパーの選手で居続けたいと思っているよ。レドリー・キングやライアン・ギグス、スティーブン・ジェラードのような選手を見てみるといい。彼らのようにトップレベルで1つのクラブに残り続けるのは、それだけ素晴らしい選手だという証拠だ。そうなる頃までには、いくつかのトロフィーを獲得していたいね。選手としての評価はそれで決まるものだ。それから、イングランド代表でプレーを続けることもね」と語り、冬の移籍マーケットが閉まる日に年俸アップと同時に2020年までトッテナムとの契約を延長した。
FIFAの公式データを管理するスイスのスポーツ研究国際センター(CIES)「Football Observatory」が発表した、2018年6月時点での欧州5大リーグに所属する選手の市場価値ランキングで、リオネル・メッシやネイマール、キリアン・エムバペ、パウロ・ディバラ、アントワーヌ・グリーズマン、クリスティアーノ・ロナウドらを抑えて1位(2億120万ユーロ=約260億円)に選出された。
妻のケイティ・グッドランドとは幼馴染。
2019年6月、バハマへの旅行中にプロポーズを成功させ結婚した。結婚前の時点で女児2人をもうけており、2020年7月には、第3子となる長男を妻が妊娠中であることを自身の公式Twitterアカウントで発表した。
また、結婚後は選手としての規定に則り試合中は結婚指輪の上からテーピングを施し、ゴールを決めた際に指輪にキスをするパフォーマンスをするようになった。
プレースタイル
どちらの足でも強烈かつ正確なシュートを放つことができ、ヘディングの技術も高い万能型のストライカー。
前線でのポストプレーやヘディングのほか、エリア外からのミドルシュートも得意とする上、ドリブルやクロスで味方の攻撃をサポートすることもできる。
彼の足から放たれる鋭いシュートはどこにいてもゴールを決めることが出来る。
逆足やヘッドでもゴールを決めることが出来るのも特徴だ。
一瞬のスキを見逃さないハンターなのである。
その凄さは何と言っても、決定力の高さです。
ゴール前でケインにボールが渡ったら得点を決めるのでは?と期待してしまうくらい高いです。
ケインは、誰もが驚くようなスーパーゴールではなく、確実に点を決められるプレイヤーです。
ケインの場合はバイタルエリア付近から自分で持ち運びゴールを決めることもでき、ペナルティエリア内ではクロスに合わせてゴールを決めることも出来る。
またフィジカル面でも大柄な体型を活かしたポストプレーも巧みで、スピードも兼ね備えている。
さらに中長距離のパスも正確で、低い位置から味方を走らせるスルーパスで決定機を作り出すプレーも可能。
パスセンスもありアシストも出来る、まさに万能型のストライカーである。
中でも彼の能力が最大限に発揮されるのはペナルティエリア内だろう。
彼がボールを持ちペナルティエリア内に侵入するとどこの角度からでもゴールを狙うことが出来る。
足元の技術も高いのでワンタッチで相手選手を置き去りにし、ゴールを決めるのだ。
相手選手からすると、ペナルティエリア内で迂闊にボール奪取を試みればPKにつながる可能性が高いだけに、彼の存在は恐怖だろう。
DFをぶっちぎるスピードはないが、大柄な体格をしており懐にボールを隠す技術に長けているため、狭いスペースでも決定的な仕事ができる。
またPKは相当練習していると語っており、トッテナムで主力として定着してからはほぼ必ずキッカーを務め、高い確率で成功させている。
走ることにおいても彼は優秀である。
相手がディフェンスラインでパスを回している時は積極的にプレスに行き相手へプレッシャーを与える。
自陣地内でパスを回されている時も中盤付近まで下がって懸命にディフェンスをする。
それだけでなく彼はスペースへの動き出しも優秀だ。
空いたスペースを見つけるのが上手く飛び出しのタイミングも抜群で、そのままパスをゴールに結びつけることも出来る。
またスペースへの動き出しで相手ディフェンダーを引きつけることも出来るので、動き出しでアシストすることも出来るほどサッカーIQも高いのが特徴。
攻撃している時のプレーエリアは、ペナルティーエリアに張り付いているだけではなく、相手DFとMFの間に降りてきてスペースを作るなど積極的な動きをします。
特に、ポジショニングが抜群に上手いと思います。
しっかりとゴールをあげられる位置にいるのがケインです。
1試合通して動き回れる運動量もケインの凄さであり、自身のプレースタイルを確立している基盤なのかもしれません。
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