概略
誕生日 | 1993年3月11日(27歳) |
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国 | ![]() |
出身地 | ![]() |
出身 | ケンタッキー大学 |
ドラフト | 2012年 1位 |
背番号 | 3 |
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身長 | 208cm (6 ft 10 in) |
体重 | 115kg (254 lb) |
ウィングスパン | 227cm (7 ft 6 in) |
シューズ | ナイキ |
ポジションはパワーフォワード、センター。
右利き。
愛称は「AD」。
現役屈指のNBAプレイヤー。
ロサンゼルス・レイカーズでレブロン・ジェームズとNBA最強のデュオを組む。
2012年のNCAAトーナメントを優勝に導き、2012年のNBAドラフトで1位指名で入団し、オリンピックでは2012年のロンドンオリンピック金メダリストという実績を持つ。
受賞歴 | |
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獲得メダル | |||||||||||||||
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経歴
クラブ経歴 | |
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2012-2019 2019- |
ニューオーリンズ・ホーネッツ/ペリカンズ ロサンゼルス・レイカーズ |
代表歴 | |
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キャップ | ![]() |
クラブ
ケンタッキー大学で1年過ごした後、2012年のNBAドラフトにおいて、ブラッドリー・ビールやデイミアン・リラードらを抑えて、ニューオーリンズ・ホーネッツ(現ニューオーリンズ・ペリカンズ)から全体1位指名を受ける。
ケンタッキー大学からはジョン・ウォール以来2年ぶり2人目の1位指名であった。
2012-13シーズン、2013年のNBAオールスターゲームのライジング・スターズ・チャレンジに選出された。
このシーズンは64試合で平均28.8分に出場し、13.5得点・8.2リバウンド・1.0アシスト・1.2スティール・1.8ブロックを記録した。
2013-14シーズンこのシーズンは67試合で平均35.2分に出場し、20.8得点・10.0リバウンド(10位)・1.6アシスト・1.3スティール・2.8ブロック(1位)を記録し、初のブロック王を受賞。
2014-15シーズン、2015年2月11日のオクラホマシティ・サンダー戦では、決勝のブザービーター3ポイントシュートを決め、3月9日のミルウォーキー・バックス戦では、43得点を記録するなど、獅子奮迅の活躍でペリカンズを2011年以来のプレーオフ進出に導いた。
このシーズンは68試合で平均36.1分に出場し、24.4得点(4位)・10.2リバウンド(8位)・2.2アシスト・1.5スティール・2.9ブロック(1位)を記録し、2度目のブロック王を受賞し、初のオールNBAチーム(1st)に選出された。
同年夏には、ペリカンズと5年1億4500万ドルで契約を延長した。
2015-16シーズン、2015年11月6日のアトランタ・ホークス戦では、自己最多の46得点を記録した。
2016年2月21日のデトロイト・ピストンズ戦で自身初の50得点以上かつ球団新記録となる59得点を記録した(従来の球団記録はジャマール・マッシュバーンの50得点)。
このシーズンは61試合で平均35.5分に出場し、24.3得点(7位)・10.3リバウンド(9位)・1.9アシスト・1.3スティール・2.0ブロック(4位)を記録した。
2016-17シーズン、2017年2月19日、地元スムージー・キング・センターで開催されたNBAオールスターゲームにおいて、デイビスは両チーム最多の52得点を記録し、MVPに選出された。
このシーズンは75試合で平均36.1分に出場し、28.0得点(4位)・11.8リバウンド(7位)・2.1アシスト・1.3スティール・2.2ブロック(2位)を記録した。
2017-18シーズン、2018年2月18日にロサンゼルスのステイプルズ・センターで行われるNBAオールスターゲームに先発出場することが発表された。
2018年2月2日に行われたオクラホマシティ・サンダー戦で43得点を記録、デビッド・ウェストを抜き球団最多得点記録を8702得点に更新した。
試合はペリカンズが114-100で勝利した。2月23日に行われたマイアミ・ヒート戦で45得点、17リバウンド、5ブロック、5スティールを記録、試合はペリカンズが124-123で勝利した。
またこの試合でデイビスはシーズンの3ポイント成功数をキャリア・ベストの41とした。
2月26日に行われたフェニックス・サンズ戦で53得点、18リバウンド、5ブロックを記録、試合はペリカンズが125-116で勝利した。
3月1日、2月の月間最優秀選手賞に選ばれた。デイビスはこの月平均35得点、13リバウンド、2.5スティール、2.2ブロックを記録、月平均35得点、10リバウンドを記録するのは1982年にモーゼス・マローンが記録して以来のこととなった(最低10試合に出場した選手では)。
3月6日に行われたロサンゼルス・クリッパーズ戦で41得点、13リバウンド、キャリア・ハイとなる4本の3Pシュートを記録、試合はペリカンズが121-116で勝利した。
3月11日に行われたユタ・ジャズ戦で25得点、11リバウンド、キャリア・ハイの10ブロックを記録、自身初のトリプル・ダブルを達成した。
試合はジャズに116-99で敗れた。
3月13日に行われたシャーロット・ホーネッツ戦で31得点、14リバウンド、5ブロックを記録、試合はペリカンズが119-115で勝利した。
3月18日に行われたボストン・セルティックス戦で34得点、11リバウンドを記録、試合はペリカンズが108-89で勝利した。
3月27日に行われたポートランド・トレイルブレイザーズ戦で36得点、14リバウンド、6ブロックを記録、試合はブレイザーズに107-103で敗れた。
このシーズンは75試合で平均36.4分に出場し、28.1得点(2位)・11.1リバウンド(7位)・2.3アシスト・1.5スティール・2.6ブロック(1位)を記録し、3度目のブロック王を受賞。
プレーオフ1回戦、レギュラーシーズン3位のポートランド・トレイルブレイザーズとの初戦で35得点、14リバウンド、4ブロックを記録、試合はペリカンズが97-95で勝利した。
プレーオフデビューから5試合連続25得点以上は史上5人目の事となった。
第4戦ではチームプレーオフ記録の47得点を記録、試合は131-123で勝利しペリカンズが4勝0敗のスウィープでシリーズを勝利した。
シリーズ合計で平均33.0得点、12.0リバウンド、2.8ブロックを記録した。
2018-19シーズン、2019年1月のトレード期限前、トレードで移籍する希望をメディアに公表したことにより、労使協定違反で5万ドルの罰金処分を科された。
このシーズンは56試合で平均33.0分に出場し、25.9得点・12.0リバウンド・3.9アシスト・1.6スティール・2.4ブロックを記録した。
リバウンドが自己最高などの好成績であったが、規定の出場試合数に届いていないため、個人成績の順位はつかない。
2019-20シーズン、2019年6月15日、デイビスはレイカーズのロンゾ・ボール、ブランドン・イングラム、ジョシュ・ハート、2019年のNBAドラフトの1巡目4位指名権との引き換えにトレードされ移籍した。プロ入り以来背番号は一貫して「23」であったが、レブロン・ジェームズがすでに着用しており、レブロンはデイビスに譲る事を承諾したが、ナイキが来シーズン分のジャージを作成していたため、ナイキが反対し自身は「3」に変更した。
10月22日のロサンゼルス・クリッパーズとの開幕戦で移籍後初出場し、37分間の出場、25得点10リバウンド5アシストを記録したが112対102で敗北した。
10月29日の試合でデイビスは40得点と20リバウンドを記録した。
これはレイカーズにとって2003年のシャキール・オニール以来の記録である。
さらにこの記録は30分以内の出場で決めた最多得点&リバウンドである。
11月27日に古巣ペリカンズの本拠地で開催された試合では激しいブーイングを浴びたものの、古巣本拠地での初戦としてはNBA新記録となる41得点を記録した。
2020年1月、代理人であるリッチ・ポールは、レイカーズが提示した4年最大1億6600万ドルの延長契約を断り、シーズオフの夏に5年最大2億2000万ドルの契約を結ぶ方針でいる事が明らかになった。
10月11日、レブロン・ジェームズとともにレイカーズをNBAファイナルまで導き、ファイナルの相手となったマイアミ・ヒートを6試合目で破り、自身初となるNBAチャンピオンを獲得した。
代表
アメリカ代表として選出されたブレイク・グリフィンが怪我で代表辞退をした事で追加招集された。
大学生でアメリカ代表に選出されたのは、クリスチャン・レイトナー、エメカ・オカフォーに続き3人目である。
2014年スペインで開かれた2014年FIBAバスケットボール・ワールドカップでは、スター選手が不在の中で主力として活躍。
金メダル獲得に貢献した。
エピソード
デイビスの特徴として、1本に繋がった眉毛である。
大学では、”Fear The Brow”や”Raise The Brow”のキャッチコピーがつき、ドラフト後にキャッチコピーを商標登録した。
公表している身長はドラフト時のもので、現在は更に伸びている。
元々ガードをしていたが、高校時代に183cmから208cmと急激に身長が伸びたため、ガードもこなせるインサイドプレーヤーに変貌。
平均32点、22リバウンド、7ブロックを記録し、全米注目の選手となった。
高校卒業後、ケンタッキー大学に進学。
大学では攻守の要としてケンタッキー大学の2012年NCAAトーナメント制覇に貢献した。
ロサンゼルス・レイカーズは2020年1月31日、フランチャイズの英雄コービー・ブライアントが同26日にヘリコプター墜落事故で亡くなってから初めての公式戦を迎えた。
それぞれが特別な心境で“追悼ゲーム”に臨んだなか、アンソニー・デイビスも例に違わずナーバスになっていたという。
ニューオーリンズ・ペリカンズから大型トレードで加入したデイビスは、レブロン・ジェームズと並ぶ大黒柱として、平均26.7得点、9.3リバウンド、3.3アシストをマーク。
31日の本拠地ポートランド・トレイルブレイザーズ戦でもチームトップの37得点、15リバウンド、6アシスト、5ブロックと孤軍奮闘したが、48得点と爆発したデイミアン・リラード率いるブレイザーズに119-127で敗れた。
記者によれば、デイビスは試合後、「ナーバスになっていた」とブレイザーズ戦当日のエピソードを明かしたという。
「正直なところ、僕ら全員にとってエモーショナルな試合だった。彼(コービー)が誇りに思ってくれるように、ベストを尽くしたかった。(コービーが亡くなって)最初のゲームで感情的になるのは分かっていたけど、できる限りハードにプレイした。それが、彼が臨むことだと分かっていたからね」 そんなデイビスは、試合に臨むにあたって“大事なもの”を忘れていたと明かしている。
「試合前、ユニフォームを着るのを忘れていたんだ。試合の時間だと呼ばれて、ウォームアップ用のTシャツを脱ごうとしていた。そしたら、(ユニフォームではなく)下に白いシャツを着ていた」 コーチから「何をしているんだ」と言われ、ユニフォームを忘れてしまったと囁いたという。
その後、ベンチで座っている間にスタッフが取りに行き、事なきを得たようだ。
オールスター出場6回を果たすなど、若くしてリーグのスーパースターとして君臨してきたデイビスでさえも、コービーの追悼ゲームでは普段のクールさを失うほどナーバスになっていたことは想像に難くない。
2012年のロンドン五輪でチームUSAの一員としてコービーと共闘するなど、大きな影響を受けたデイビスは、英雄が残した伝説と遺産を受け継いでいく。
2019-2020シーズンプレーオフ、レイカーズがナゲッツとの西カンファレンスファイナル第5戦に117-107で勝利し、2010年以来のNBAファイナル進出を決めた後、レブロン・ジェームズはカンファレンス優勝トロフィー授与式前にコートに座り、物思いにふけっていた。
対戦したナゲッツのこと、シリーズのこと、チームメートのこと。
その中でも特に彼の脳裏を過ぎったのは、今シーズンからチームメートになったアンソニー・デイビスについてだった。
「ADについてもいろいろと考えた。彼には、今までにこのリーグで見たことがない景色を見せたかった。個人的にも、このシリーズを勝ち上がれたのは大きい」と、レブロンはデイビスへの思いを口にした。
2人の間には共通した思いがある。昨年のオフにペリカンズからレイカーズにトレードされたデイビスは、レブロンから「君にとって初めての(優勝)リングをプレゼントしたい」と言われたという。そしてデイビスもレブロンに「またファイナルに連れて行ってあげたい」と伝えた。
「レブロンにはいつも『お互いに支え合おう』と言っている。特に今日のような試合ではね。どのシリーズでもそうだけれど、彼か自分が引っ張れば、チームも前進できている」
「ただ、何よりもお互いにがっかりさせたくないという気持ちが強い。僕がこのチームに来た理由は分かっている。僕たちは優勝したいんだよ。あと4勝のところまで来ている。もし優勝できなかったら、彼は自分をがっかりさせてしまうと思っている。それは僕も同じ気持ちで、優勝できなければ彼を失望させてしまうと思っている。彼だけではなくてチーム、球団をがっかりさせてしまうことになる。だから、そういう気持ちは味わいたくない」
レブロンは、2008年に公開されたコメディ映画『俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-(英題:Step Brothers)』を引き合いに出し、自身が主演のウィル・ファレルで、デイビスが助演のジョン・C・ライリーとコメントした。これを聞いたデイビスは「それで構わないよ。素晴らしい映画作品だしね。たしかに、僕たちは義兄弟に近い。チームを引っ張っているのは彼で、僕はそのチームに加わって、自分流のやり方でチームを一つにするためにやっている」と答えた。
またデイビスは「レブロンは素晴らしい人だし、もし彼が主演のウィル・ファレルのような立場になりたいのならそれで構わない。僕にあと4勝をくれれば問題ないさ」と、笑った。
プレースタイル
屈強な体と長い手足を生かして試合を支配するビッグマン。
大柄ながら動きは機敏で、攻撃ではダンク、守備ではブロックを量産する。
近年ではスリーポイントも習得し、多彩な得点パターンで高得点ゲームを連発する。
アンソニー・デイビスの最大の特徴は、恵まれた体格とその身体能力。
実際の身長は発表されている208㎝より高く、そのうえ手足が長い。
さらに、ボコっと盛り上がった肩を見れば分かる通り、ガッチリとしてパワフルな身体を持っている。
それに加えて、バネのあるジャンプ力やビッグマン離れしたスピードがあるので、現NBA最強のパワーフォワードと呼ばれるのも納得だ。
アンソニー・デイビスのシグネチャームーブで有名なのはポストアップからのドライブですね。
ドライブからのダンクもそうですが、ジャンプシュート、そしてステップバックしての3ポイントもあります。
デイビスはNBA屈指の守備力を誇る。
リバウンドは、2年目以降は毎年シーズン2桁を記録。
そして、ブロック王に3度輝いているのだ。
さらに、攻撃面でもNBAトップクラス。
シーズン平均28点超えを2度達成している。
試合の見所は、豪快なアリウープ。
長い手を伸ばし叩き込むダンクは必見だ。
さらに、3点シュートも打てるので、オールラウンドに攻めることができる。
ちなみに、デイビスは高校入学時は身長が180㎝台で、当時はガードでプレーしていたらしい。
その後急激に身長が伸び、今のポジションになった。
そんな特異な経歴があったため、デイビスはビッグマンらしからぬハンドリング・スキルを兼ね備えている。
ガードの動きもできるオールラウンダーなので、ボールハンドリングが上手くシュートレンジも広いです。
スラムダンクにでてくる山王工業の河田雅史みたいといえばわかりやすいでしょうか。
デイビスはインサイド、アウトサイド問わず得点できるプレイヤーです。
ポストプレーもできるしスリーポイントも打つことができます。
とくにポストプレーを多用しミドルジャンパー、ヘルプディフェンスを引きつけてフリーのプレイヤーがいればパスと効率も良いです。
また、外から1on1を仕掛けることができ、相手のビッグマンを引きずりだすことができます。
そのおかげでインサイドにスペースが空き、ドライブインがしやすくなります。
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