概略
国籍 | ![]() |
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生年月日 | 1949年8月14日(71歳) | ||
出身地 | ボアシングボア | ||
身長 | 183cm | ||
体重 | 74kg |
ポジションはディフェンダー(リベロ)、ミッドフィールダー(ディフェンシブハーフ、センターハーフ)。
右利き。
ベルギーのRSCアンデルレヒトなどに所属し「世界最高のリベロ」と評された世界屈指のセンターバックであった。
同胞のアラン・シモンセンと比べると大器晩成型の選手で30代を過ぎてから世界的に注目されるようになった。
デンマーク代表では名将、ゼップ・ピオンテック監督の下で主将を務め、ダニッシュ・ダイナマイトと評された攻撃的なチームを守備の面から支え、80年代の同国の躍進に大きく貢献した。
獲得タイトル
クラブ
- RSCアンデルレヒト
- ベルギー1部:1980年-1981年、1984年-1985年、1985年-1986年
- ベルギースーパーカップ:1985
- UEFAカップ:1982–83(優勝)、1983-84(準優勝)
- ジュール・パパートカップ:1983、1985
- ブルージュ・マティンズ:1985
個人
- デンマーク年間最優秀選手:1983年、1986年
- UEFAユーロチーム・オブ・ザ・トーナメント:1984
- マン・オブ・ザ・シーズン(ベルギー1stディビジョン):1984-85
- デンマークのフットボール殿堂
経歴
クラブ | |||
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年 | チーム | 出場 | (得点) |
1970〜 1972年 | B 1901 | 40 | (2) |
1972–1976 | サークル・ブルッヘ | 132 | (8) |
1976–1980 | レーシングホワイト | 106 | (4) |
1980〜 1986年 | アンデルレヒト | 173 | (2) |
1986–1989 | 1.FCケルン | 80 | (2) |
合計 | 531 | (18) |
代表歴 | |||
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1970-1989 | ![]() |
102 | (4) |
1980年代の後半にデンマーク代表が世界に旋風を起こした時に、チームのリベロとして活躍し、キャプテンとしてもチームを統率した。
若い頃はミッドフィルダーとして代表に呼ばれていたが、国際的には無名な選手だった。
しかし30歳を過ぎてアンデルレヒトでキャプテンを務めるようになりチームがUEFAカップ決勝に2年連続で進出すると、国際的にも注目され始める。
代表では84年に欧州選手権ベスト4、86年ワールドカップでは、ベスト16入りにデンマークの守りのの中心として活躍した。
86年の本大会ではすでに36歳だったが、その後もドイツに移り、40歳までプレーし引退したが、まだまだ現役でプレーできておりファンは引退を惜しんだ。
エピソード
1989年に39歳で現役引退すると直ぐに指導者の道を歩み、ブレンビーIFやアヤックスで監督を務めた後、2000年にデンマーク代表の監督に就任する。
ヨン・ダール・トマソン、イェスパー・グロンキアらを擁する好チームを作り上げ、2002年のワールドカップ日韓大会と2004年のUEFA EUROでは本大会に進出し、共に決勝トーナメントに導いたが、2006年のワールドカップドイツ大会欧州予選ではウクライナやトルコ、ギリシャといった強豪が集う死のグループに属し予選3位の結果に終わった。
2010年のワールドカップ南アフリカ大会ではベテラン選手を中心としたチームを編成しオランダ、日本、カメルーンからなるグループEで3位に終わった。
2012年のヨーロッパ選手権ウクライナ・ポーランド大会ではドイツ、ポルトガル、オランダからなるグループBで3位に終わった。
2015年3月17日に2016年ヨーロッパ選手権フランス大会後に監督職から引退することを表明した。
最終的に2016年ヨーロッパ選手権フランス大会予選のプレーオフでスウェーデン代表を相手に敗戦し、本大会出場権を逃した直後に監督職から引退した。
15年間代表監督を務めたオルセンはデンマーク代表の歴史上最も長く代表監督を務めた人物である(2位は同職を11年間務めたゼップ・ピオンテック)。
プレースタイル
よくサッカーを理解しており、頭の回転が速く理知的な選手だった。
オルセンはライトウイング、センターハーフ、リベロなど、さまざまなポジションでプレーしました。
若い頃はスピードがありウインガーとしても活躍していた。
サッカーをよく理解し頭のよいオルセンは戦術理解度が高くゴールキーパーを除く全てのポジションでプレーする多彩な選手だった。
最終的にはセンターハーフの地位を確立しプレーメイカーとしてプレーした。
優れた決意、献身的なプロ意識、組織力を備えた守備的ミッドフィールダーへと転進していたオルセンは徐々に強力なリーダーシップを発揮しキャプテンの役割を引き受けました。
32歳のときオルセンはリベロのポジションに戻され、確立されたプレーヤーから国際的なスタープレーヤーに変身しました。
そのゲームビジョンによりディフェンダーながら攻撃のタスクも担った。
テクニカルなドリブルで相手をかわし深い位置からロングパスを前線に供給しゲームメイクも行った。
またその鋭い読みからくるクレバーなディフェンスも光った。