ヴァンサン・コンパニ

サッカー

概略

VINCENT KOMPANY ● WELCOME BACK HOME ● DEFENSIVE SKILLS ● RSCA ●
国籍 ベルギーの旗 ベルギー
 コンゴ民主共和国
生年月日 1986年4月10日(34歳)
出身地 ユクル
身長 190cm
体重 85kg

 

ポジションはディフェンダー(センターバック)。

 

利き足は右。

 

2000年代、2010年代と長らくベルギー代表の最終ラインを支えた世界的なセンターバック。

 

マンチェスター・シティでも不動のセンターバックだったが度重なる怪我に泣かされた。

 

代表でもクラブでもキャプテンを任せれるチームの精神的支柱だった。

 

2018年ロシア・ワールドカップ3位入賞にも貢献した。

 

獲得タイトル

クラブ

アンデルレヒト

  • ジュピラーリーグ:2003-04, 2005-06
  • ベルギースーパーカップ:2006

マンチェスター・シティ

  • プレミアリーグ:2011-12、2013-14、2017-18、2018-2019
  • FAカップ:2010–11、 2018–19 ; 次点:2012–13
  • サッカーリーグ/ EFLカップ:2013–14、 2015–16、 2017–18、 2018–19 
  • FAコミュニティシールド:2012、 2018

代表

ベルギー

  • FIFAワールドカップ:2018(3位)

個人

  • マン・オブ・ザ・シーズン(ベルギーファーストディビジョン):2003-04、2004-05
  • ベルギー・ゴールデンシュー:2004
  • ベルギー若手最優秀選手賞:2004、2005
  • 年間最優秀選手:2004-05
  • ベルギー・エボニーシュー:2004、2005
  • ベスト・ゴールデンシューチーム(2011)
  • マンチェスターシティ・オフィシャル・サポーターズ・オブ・ザ・イヤー:2010–11
  • マンチェスターシティ・プレーヤーズ・オブ・ザイヤー:2010–11 
  • プレミアリーグ年間最優秀選手:2011–12
  • PFAチームオブザイヤー:2010–11プレミアリーグ、 2011–12プレミアリーグ、 2013–14プレミアリーグ
  • ESMチーム・オブ・ザ・イヤー:2011–12
  • FIFA FIFPro World XI第3チーム:2013、2014 
  • FIFA FIFProワールドXI第4チーム:2015
  • アラン・ハーデイカートロフィー:2016、 2018
  • BBCシーズン最優秀ゴール:2018–19
  • FWAトリビュートアワード:2020
  • PFA年間ベストイレブン:2010-11, 2011-12, 2013-14
  • バークレイズ・プレーヤー・オブ・ザ・シーズン:2011-12

 

経歴

Vincent Kompany – World's Best Defender
クラブ
クラブ 出場 (得点)
2003-2006 ベルギーの旗 アンデルレヒト 72 (5)
2006-2008 ドイツの旗 ハンブルガーSV 29 (1)
2008-2019 イングランドの旗 マンチェスター・シティ 265 (18)
2019-2020 ベルギーの旗 アンデルレヒト 15 (1)
通算 382 (25)
代表歴
2002 ベルギーの旗 ベルギー U-16 3 (0)
2002 ベルギーの旗 ベルギー U-17 2 (0)
2004-2019 ベルギーの旗 ベルギー 89 (4)

 

クラブ

 

RSCアンデルレヒトでキャリアをスタートし、2003-04シーズンのUEFAチャンピオンズリーグのラピド・ブカレスト戦でデビューした。

 

1年目からレギュラーとしてプレーし、リーグ制覇に貢献。

 

2004年にはベルギー年間最優秀選手に選ばれた。

 

2005-06シーズンは怪我により出場機会が限られたが、2度目の優勝を経験した。

 

2006年6月9日、ベルギー代表の先輩であるダニエル・ファン・ブイテンをバイエルン・ミュンヘンに放出したハンブルガーSVに移籍金1000万ユーロで移籍した。

 

しかし、移籍初年度は怪我により6試合の出場に終わった。

 

2007-08シーズンはティモ・アトゥーバ、ヨリス・マタイセンらとレギュラーを争ったが、23試合の出場に留まった。

 

結局、HSVではレギュラー確保には至らなかった。

 

2008年8月22日にマンチェスター・シティFCに移籍金600万ポンドの4年契約で移籍。

 

背番号は33となった。

 

移籍直後のウェストハム・ユナイテッドFC戦でプレミアリーグデビュー。

 

9月28日のウィガン・アスレティックFC戦で移籍後初ゴールを挙げた。

 

移籍初年度からレギュラーとして34試合に出場した。

 

2009-10シーズンも引き続きレギュラーとしてプレーし、2009年10月19日には新たに5年契約を結んだ。

 

これまではCBとボランチの両方で使われていたが、新たに背番号4を背負って臨んだ2010-11シーズンはCBに固定され、カルロス・テベスの不在時はキャプテンとしてプレーするなどチームを牽引。

 

9月25日のチェルシーFC戦で1-0の完封勝利に貢献しマン・オブ・ザ・マッチに選出、11月10日のマンチェスター・ユナイテッドFCとのマンチェスター・ダービーでも完封での引き分けに貢献した。

 

自身最多となるリーグ戦37試合、全大会合計50試合に出場し、リーグ戦最少失点タイを記録した守備陣の中心として活躍。

 

シティのクラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権獲得と、FAカップ優勝に貢献し、自身もPFA年間ベストイレブンに選出された。

 

新主将として臨んだ2011-12シーズンは年間を通して安定したパフォーマンスを披露してシティを最終ラインから牽引し、44年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

 

また、コーナーキックからヘディングで決勝ゴールを挙げた2012年4月30日のマンチェスター・ダービーでの活躍なども評価されて2011-12シーズンのプレミアリーグのシーズンMVPに選出された。

 

また、PFA年間ベストイレブンにも2年連続で選出された。

 

また7月26日にはシティとの契約を新たに6年間延長することがクラブの公式HPにて発表された。

 

2012-13シーズンは怪我がちで、国内リーグでは26試合の出場にとどまった。

 

2013-14シーズンは28試合に出場、ウエストハム戦ではゴールも決めリーグ優勝に貢献した。

 

2016-17シーズンは負傷離脱と復帰を繰り返していたが、4月15日のサンダーランドAFC戦以降は最終節まで連続出場した。

 

4月15日のサンダーランドAFC戦、5月6日のクリスタル・パレスFC 戦、最終節のワトフォードFC 戦ではゴールも決めた。

 

2017-18年度、EFLカップ決勝対アーセナルではチームの2点目を決め優勝に貢献。

 

また後半戦は試合出場が増え、リーグ優勝にも貢献した。

 

2018-19シーズン、リヴァプールと優勝を争い、最終節を前に引き分けも許されないレスター戦では値千金の決勝ゴールとなるミドルシュートを決めてチームに勝利をもたらし、この勝利が最終的なプレミアリーグ2年連続への優勝につながった。

 

FAカップ決勝に出場したのがシティでのラストマッチになったが、最後のシーズンにキャプテンとしてリーグ優勝、FAカップ、リーグカップの3冠獲得に貢献した。

 

2019年5月19日、2018-2019シーズンをもってマンチェスターシティを退団することを発表した。

 

アンデルレヒトに選手兼任監督として3年契約で復帰。

 

2006年以来の古巣復帰となる。

 

2020年8月17日、引退と監督業への専念を発表した。

 

代表

 

2004年にフランス戦で、ベルギー代表デビュー。北京五輪には当初ハンブルガーが派遣しない方針であったが、結局許可が下り出場し、メダル獲得はならなかったもののベルギーのベスト4進出に貢献した。

 

ベルギー代表ではレギュラーに定着し、2010年5月19日のブルガリアとの親善試合で代表初得点となる決勝点を挙げた。

 

2014 FIFAワールドカップのメンバーに選出され、出場した。

 

2018年FIFAワールドカップロシア大会では、コンディションの不良で控え選手としてスタートしたが、1次リーグ最終戦のイングランド戦に途中出場、決勝トーナメント1回戦の日本戦以降は先発に復帰、チームのワールドカップ3位に貢献した。

 

エピソード

VINCENT KOMPANY BEST •DEFENDING•SKILLS•EVER

マンチェスター・シティ在籍中はキャプテンとしてリーグ優勝4度など、クラブの躍進に重要な役割を果たし続けた功績から、スタジアム前にダビド・シルバの銅像と共にコンパニの銅像が建設されることをチームが明かした。

 

父親はコンゴ民主共和国の出身で、現在代理人を務めている。

 

2018年にブリュッセルの自治体の1つであるガンショアンの市長に就任した。

 

コンパニはFIFAの大使として、父親の故郷であるコンゴ民主共和国において子供たちに住居や学校教育を提供するチャリティー活動をしている。

 

2011年に結婚しており、また結婚前の2010年に既に娘が生まれている。

 

小学校はフラマン語で教育を受ける学校であったため、母語であるフランス語の他にフラマン語も話すことができる。

 

怪我

 

シティでも1年目から主力選手として活躍すると、その後、大量補強で多くの選手が入ってきても、キャプテンとしてスタメンでプレーしてきました。

 

ただ、中心選手であると同時に、怪我による離脱が多かった選手でもあります。

 

怪我が多い選手として有名になってしまったコンパニ。

 

上の画像は、コンパニのマンチェスターシティでのこれまでの怪我の箇所と離脱期間が書かれたものです。(海外でネットに上がっていたものなので、正確性は不明ですが)

 

英語で書かれているけど、怪我の内容を見ると上から順に

 

  • ハムストリング(複数回)/離脱期間:計89日
  • 太もも/離脱期間:計47日
  • ふくらはぎ(複数回)/離脱期間:計143日
  • 足のつま先/離脱期間:計84日
  • お尻/離脱期間:計26日
  • 足の付け根/離脱期間:計28日

 

 

離脱期間合計は、417日とのこと。

 

ここまで怪我が多い原因としては、前監督のペジェグリーニは、コンパニは練習でも試合でも力を抜くことを知らず常に全力で取り組みすぎるせいだ、とコメントしていたことがあったようです。

 

まあそういうところがあるからキャプテンにも選ばれるんだと思うけど、やっぱり選手として、ましてやキャプテンならなおさら試合に出てなんぼという気もするので、難しいところです。

 

あとは、シティでチームメイトのアグエロもそうだけど、筋肉がつきすぎると怪我しやすいというのはあるのかもしれません。

 

コンパニもいわゆるプレミアのディフェンダーっぽい体型というか、かなり筋肉質なタイプなので。

 

2019年11日にエティハド・スタジアムで行われたヴァンサン・コンパニの送別試合。

 

マンチェスター・シティを退団し、アンデルレヒトの選手兼監督に就任した彼は、今回のインターナショナルマッチウィークに合わせて行われたチャリティーマッチに参加する予定となっていた。

 

ところが、彼はハムストリングに怪我を負ってしまったことからプレーが不可能になり、ピッチには出られないことが発表された。

 

そして試合前、そんなコンパニが行ったスピーチがこれだ。

 

「もちろん、私は怪我をして自分の送別試合に出られない。しかしダビド・シルバの送別試合には戻ってくる」と宣言!

 

これにはダビド・シルバ本人も笑顔である。

 

試合前のインタビューでは「セルヒオ・アグエロとダビド・シルバのお別れには来るよ」と話していたコンパニ。

 

マンチェスター・シティでのキャリアは怪我との戦いでもあったが、それでもファンや仲間に信頼され、愛され続けた。

 

それを象徴するような送別試合になったといえよう。

 

プレースタイル


コンパニのポジションはセンターバックです。

 

若い頃はボランチで起用されることもありました。

 

ワールドクラスのセンターバックに必要不可欠である、ボールと人の両方を見られるスキルを備え、マーキング能力、カバーリング能力、ポジショニング能力はどれをとっても秀逸。

 

さらに、MF顔負けのフィード能力も備え、守備的MFで起用される際には、防波堤役と司令塔役を兼務できる。

 

また、少年時代から率先してリーダーシップをとってきた経験もあるように、チームをまとめる力にも長け、チームでも主将を任されている。

 

コンパニのプレースタイルを一つだけ挙げるというのは非常に難しい難題と言えます。

 

なぜならコンパニに守備に関するありとあらゆるステータスが高い選手であり、デイフェンス面では万能であるからです。

 

身長が193cmと大柄でその身長の数字と見た目の迫力が示す通り非常にフィジカルがタフでどんな相手であろうと威勢よく突っ込んでいってボールをもぎ取ってしまいます。

 

後述するようにラインのコントロールも上手いタイプではありますが、やはりコンパニの守備プレースタイルにおける魅力はこの積極的に相手にアタックできる強度と勢いでしょう。

 

読みも鋭いです。

 

特に空中戦は無類の強さを誇りハイボールの競り合いでコンパニが負ける事はまずありません。

 

パワーも豊富で一時期コンパニがチームスタッフをプロレスラーのように軽々と持ち上げて運ぶ動画が話題になったほどです。

 

このようにコンパニは非常にタフでボールを相手から奪い切る能力に長けているため世界でもトップクラスのディフェンダーと評されています。

 

ボールを前から取りに行く積極的な守備ではセルヒオ・ラモスとトップを争うでしょうね。

 

またコンパニは幼い頃から各チームでキャプテンを務める機会が多かったため他の選手を統率する役割もよくこなしてくれます。

 

ラインコントロールも適切で冷静に相手のアタッカーの位置とパスが出そうな選手の位置を把握しておき時にはオフサイドを取り、時には自分が前に出て迎撃と冷静な守備判断ができる選手です。

 

スピードはちょっと足りませんがこの判断力がコンパニのプレースタイルにおいて非常に重要な役割を果たしていると言えるでしょう。

 

キックアンドラッシュの文化である(シティはペップ就任で変わりつつあるけど)プレミアリーグでは重要なロングボール、ロングフィードの精度も高く自陣ディフェンスラインから一発で効果的なパスを前線に通すことができます。

 

このようにコンパニはディフェンダーとして理想的な能力を持っている選手で、最高コンディション時の守備能力だけで言えば今でも世界トップクラスです。

 

危機察知能力が高く、カウンターの場面でも素早くポジションを取って相手の攻撃を遅らせる。

 

自らの頭脳をフル回転させ、個々でプライドを持つチームをひとつの「チーム」に統率していく。

 

フィジカルを生かした対人の強さと、特に相手のフォワードに入ったボールを潰すのは抜群に上手い。

 

前に出すぎるところもあるので、抜かれるとピンチになる怖さもあるけど。

 

足元の技術も、世界トップレベルとまではいえないけど、もともとボランチのポジションでもプレーしていたこともあっただけに、センターバックとしては十分上手いほうだと思います。

 

身長もあり空中戦も強いので、セットプレーでの得点力もチームとしては大きな武器。

 

また、コンパニはキャプテンとしては、いつも冷静で威厳があり、ピッチ上のリーダーとしてもチームを支えています。

 

ただコンパニは練習にも熱心過ぎて本当に怪我の多い選手です。

 

足首、ふくらはぎ、アキレス腱、膝、臀部とサッカー選手の怪我として考えられる個所のほとんどに負傷経験があります。

 

これだけ真面目かつハードに練習も試合もこなす選手がなぜ・・・と思いますがコンパニは若い頃から割と怪我がちだったので体質などもあるでしょう。

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