概略
国籍 | ![]() |
||
---|---|---|---|
生年月日 | 1942年12月9日 | ||
出身地 | スターリング | ||
没年月日 | 1997年12月7日(54歳没) | ||
身長 | 166cm | ||
体重 | 63kg |
ポジションはミッドフィールダー(センターハーフ)。
利き足は右。
スコットランド代表のミッドフィールダー。
1960年代中盤から1970年代初頭のリーズの黄金期を支えた伝説のキャプテン。
生前の功績が認められ、2004年にイングランドサッカー殿堂入りを果たした。
獲得タイトル
クラブ
リーズユナイテッド
- イングランドフットボールリーグ1部:1968-1969、1973-1974
- FAカップ:1971–72
- リーグカップ:1967–68
- FAチャリティーシールド:1969
- イングランドサッカーリーグ第2部:1963–64
- インターシティーズ・フェアーズカップ:1967-1968、1970-1971
- ヨーロピアンカップ準優勝:1974–75
個人
- FWA年間最優秀選手:1970年
- PFA年間最優秀チーム(第1部):1973–74
- スコットランド代表サッカーチームの栄誉:1974年
- イングランドサッカー殿堂(2004年)
経歴
クラブ | |||
---|---|---|---|
年 | クラブ | 出場 (得点) | |
1959-1976 1976-1979 1979-1981 |
![]() ![]() ![]() |
587 (90) 61 (6) 5 (0) |
代表歴 | |||
---|---|---|---|
1965-1976 | ![]() |
54 (3) |
クラブ
スコットランドでサッカーを学び、当初はチェルシーへの入団を目指したが、身長が小さすぎる(165cm)との理由から入団を果たせなかった。
1959年、17歳でリーズ・ユナイテッドにスカウトされ入団、プロ選手としてのキャリアを開始した。
ドン・レヴィーの下で1966年から主将を務めるようになると強烈なリーダーシップと闘争心でチームを牽引。
1960年代中盤から1970年代初頭のリーズの中盤を支えた。
彼は激しい闘志の性格の持ち主であり、当時「ダーティ・リーズ」と呼ばれるほど反則・激しい衝突が多かったリーズの象徴といえる選手で、ブレムナーは対戦相手に強烈な爪痕を残し、チームメイトのノーマン・ハンターらと並び度々警告の対象となっていた。
1967-68シーズンにはフットボールリーグカップ優勝、翌1968-69シーズンにはリーグ初優勝に貢献した。
その後も1971年にFAカップ優勝、1974年に2度目のリーグ優勝に貢献するなど、1959年から1976年までの在籍期間にリーグ通算587試合出場90得点を記録した。
国際試合においてもインターシティーズ・フェアーズカップ(UEFAカップの前身)優勝2回(1967年、1971年)、1973年のUEFAカップウィナーズカップ準優勝、1975年のUEFAチャンピオンズカップ準優勝(試合は0-2でドイツのバイエルン・ミュンヘンに敗退)に貢献した。
リーズ・ユナイテッド監督のレヴィーがイングランド代表監督を務めるため退団するとリーズ内部に内紛が起こり、1976年にブレムナーもリーズを去る。
同年ハル・シティに移籍、1979年にはドンカスター・ローヴァーズでプレーを続け、1981年に現役を引退した。
代表
スコットランド代表としては、1965年に代表デビュー。
主将として1974年のFIFAワールドカップ・西ドイツ大会に出場した(1勝2分けの無敗ながら得失点差により1次リーグ敗退)。
ブレムナーは1976年に代表から退くまで国際Aマッチ54試合に出場し3得点を記録した。
エピソード
引退後は指導者の道へ進み、ドンカスターで7年間監督を務め、1985年には低迷していた古巣リーズの監督に就任するがトップディビジョンへの復帰は果たせず、1989年には再度ドンカスターの監督に就任した。
1997年12月7日に心筋梗塞により死去、54歳没。
2006年12月9日、選手時代に多くの成功を収めたリーズ・ユナイテッドのホームスタジアム・エランド・ロードの正面通りにブレムナーの銅像が立てられた。
銅像前はリーズファンにとっての聖域となっている。
プレースタイル
主将を務めるようになると強烈なリーダーシップと闘争心でチームを牽引。
驚異的なスタミナと優れたパスセンス・相手に競り負けない屈強な肉体を併せ持ち、チームの中盤を支えた。
凄まじい闘争心を前面に出すファイターだが、テクニックにも優れ必ずと言って良いほど、彼を経由して、攻撃が始まったと言っても過言ではない。
しかも豊富な運動量も持ち味で、常にフィールドを駆け巡っていた。
ブレムナーは優れたリーダーシップを発揮し、常に全力でプレーし、圧倒的な点差で負けていても、周りの選手を鼓舞しチームが試合を逆転し、勝利をするという場面も沢山あった。
コメント