概略
国籍 | ![]() |
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生年月日 | 1998年12月17日(22歳) | ||
出身地 | ドランメン | ||
身長 | 176cm | ||
体重 | 68kg |
Martin Ødegaard
ポジションはミッドフィールダー(オフェンシブハーフ、センターハーフ)、フォワード(左ウイング、右ウイング)。
利き足は左。
ノルウェーの神童。
ノルウェーが世界に誇る次世代スーパースター候補生。
レアル・マドリード期待の若手で現在はローン先のアーセナルで飛躍を遂げる。
獲得タイトル
クラブ
レアルソシエダ
- コパ・デルレイ:2019–20
個人
- エリテセリエン年間最優秀若手選手賞:2014
- Idrettsgallaenブレークスルーオブザイヤー:2014
- 今月のエールディビジプレーヤー:2019年4月
- 今月のエールディビジタレント:2019年5月
- エールディビジチームオブザイヤー:2018–19
- Vitesse年間最優秀プレーヤー:2018-19
- 今月のリーガ月間選手:2019年9月
- ガルバレン:2019
- UEFAリーガ啓示チームオブザイヤー:2019–20
経歴
クラブ
ストレームスゴトセトの下部組織に加入し、14歳であった2013年にトップチームの練習に参加するようになり、バイエルン・ミュンヘンとマンチェスター・ユナイテッドを短期間の練習のために訪問した。
2014年1月、まだプロ契約は結んでいなかったが、トップチームに昇格することにウーデゴールとクラブは合意し、その合意の一部として、週に2日間の午後に父がコーチの一人を務めるクラブ(ミョンダレンIF)での練習にも参加するようになった。
2014年4月13日、オーレスン戦でトップチームデビューを果たし、エリテセリエン史上最年少でプレイをした選手となった。
2014年5月5日には2015年まで2年間のプロ契約を結び、2014年5月16日に行われ、4-1で勝利したサルプスボルグ08戦でチーム4点目を記録し、エリテセリエン史上最年少ゴールスコアラーとなった。
7月16日に行われ、0-1で敗れたステアウア・ブカレストとのチャンピオンズリーグの予選2回戦に交代で出場し、ヨーロッパの大会でのデビューを果たした。
アウェイで行われたサンドネス戦では1ゴール1アシスト、チームメイトが失敗したもののPKを獲得する活躍をし、試合後にはメディアの間でA代表への招集可能性について議論が交わされるようになった。
2014年8月15日に行われ、3-2で勝利したスタルト戦では左ウイングのポジションで出場し、3ゴールすべてをお膳立てした。
EU圏内での移籍が可能となる16歳になると、元々ファンであったリヴァプールをはじめバイエルン・ミュンヘンやFCバルセロナなど30を超える海外クラブが視察を行い、ウーデゴールも様々なクラブの練習に参加した。
その後、2015年1月22日に6年契約でスペインのレアル・マドリードに移籍した。
トップチームで練習を行いながら主にレアル・マドリード・カスティージャで試合に出場する契約となっており、ウーデゴールは入団会見で「世界で最も偉大なクラブに所属するのは夢」と語った。
北京国安足球倶楽部との親善試合でデビューすると、2アシストを記録。
2月8日のビルバオ・アスレティック戦で公式戦デビューした。
2015年5月23日、リーガ・エスパニョーラ最終節のヘタフェ戦の後半13分、リーグ戦ではチーム史上最年少となる16歳157日でデビューした。
しかしトップチームの攻撃陣の分厚い層に阻まれ、トップチームに定着することは叶わず、それからもカスティージャでプレーした。
スタッド・レンヌへの期限付き移籍も報じられたが、2017年1月9日、オランダ・エールディヴィジのSCヘーレンフェーンへ期限付き移籍した。
契約詳細は非公表だが、加入期間は18ヵ月間で、2018年6月までと報じられている。
移籍1年目の2016-17シーズンはリーグ戦14試合に出場するも無得点に終わり、不完全燃焼のシーズンに終わった。
2017-18シーズンより背番号を10番に変更。
2018年8月21日、フィテッセへ期限付き移籍した。
2019年7月5日、レアル・ソシエダへ2020年6月30日までのレンタル移籍が発表された。
8月25日のRCDマヨルカ戦でスペイン1部での初得点を記録し、その後も一時は暫定首位にも位置したソシエダの好調を支える活躍を見せた。
シーズン終了後、期限付き移籍の期間を短縮してレアル・マドリードに復帰を果たした。
2020-21シーズン初戦である古巣レアル・ソシエダ戦に先発出場した。
しかし、監督ジネディーヌ・ジダンの信頼を勝ち取れず、2021年1月にはアーセナルFCへのレンタル移籍の可能性が報じられた。
2021年1月27日、アーセナルFCへの2020-21シーズン終了までのローン移籍が発表。
同年1月30日、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドFC戦で途中出場し、アーセナルデビュー。
同年2月14日、プレミアリーグのリーズ戦でアーセナル初先発を果たした。
同年3月11日、ELのオリンピアコス戦でペナルティエリア外から無回転のミドルシュートを豪快に決めてアーセナルでの初得点を記録し、敵地で3-1の勝利に貢献した。
さらに、3日後の14日に行われたプレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFC戦でも自身プレミアリーグ初ゴールを決め、ノース・ロンドン・ダービーで2-1の勝利に貢献した。
代表
2014年1月にスコットランド代表、アメリカ代表、フランス代表が参加し、トルコで行われた大会にU-17ノルウェー代表のメンバーとして出場した。
2014年8月19日、UAE代表とスタヴァンゲルで対戦するノルウェー代表のメンバーに招集された。
8月27日に行われた試合は0-0の引き分けに終わったが、1910年に記録された15歳と351日という記録(Tormod Kjellsenが保持)を更新し、ウーデゴールは15歳と253日というノルウェー史上最年少でA代表デビューを飾った選手となった。
2014年9月にはU-21ノルウェー代表に招集され、UEFA U-21欧州選手権予選の最終戦にフル出場をしたが、チームはポルトガル代表に1-2で敗れた。
2014年9月30日、ウーデゴールはEURO 2016予選のマルタ代表、ブルガリア代表戦に向けた代表メンバーに招集された。
10月14日のブルガリア戦の後半18分から、EUROの予選における史上最年少となる15歳300日での出場を果たした。
また、2015年3月29日のクロアチア代表戦では同予選で史上最年少である16歳101日でスターティングメンバーに名を連ねた。
2021年3月12日、22歳という若さながらノルウェー代表の新キャプテンに任命されたことが代表監督の会見で明らかとなった。
エピソード
ウーデゴールはミョンダレンIFでアシスタンコーチを務め、ストレームスゴトセトとサンネフヨルで中盤の選手としてプレイしたハンス・エリク・ウーデゴールの息子であり、プロデビューをした当時は中学校に通っていた。
リオネル・メッシがウーデゴールのアイドルであり、プレミアリーグのリヴァプールのファンである。
ズラタン・イブラヒモビッチの自伝『I AM ZLATAN』を愛読していた。
2019年12月28日、レアル・ソシエダの公式サイトでマンチェスター・シティにレンタル移籍することが発表された。
しかし、12月28日はスペインにおいてエイプリルフールにあたる日であり、移籍先のマンチェスター・シティやレンタル元のレアル・マドリードからは何も発表されていないため、ジョークの発表であった。
プレースタイル
主戦場はトップ下。
ただし、2列目の全ポジションに対応する汎用性を備える。
高い技術力を活かしたボールキープに加え、軽快なドリブルで相手を翻弄すれば、レフティらしい創造性あふれるパスで違いを作り出す。
20代前半にして一流の実力を示しており、世界トップの座を十分に狙いうる才能の持ち主だ。
マルティン・ウーデゴールのプレースタイル①は「ドリブルが上手い」です。
マルティン・ウーデゴールはボールコントロールに長けており、複数の相手選手に囲まれてもボールをキープできる選手です。
また、ダブルタッチや相手を欺くキックフェイント、相手の股下を抜くドリブルなど随所で高いテクニックを見せつけ、相手選手をかわします。
このようにマルティン・ウーデゴールはボールコントロールの上手さとハイレベルなテクニックで違いを作れる選手です。
マルティン・ウーデゴールのプレースタイル②は「キック精度が高い」です。
自チームの攻撃時にはボックスの外からでもゴール隅すれすれのコースに左足でミドルシュートを放ち、得点を決めるシーンが見られます。
また、2019-20シーズンのレアル・ソシエダに在籍していたマルティン・ウーデゴールはフリーキックのキッカーも任され、フリーキックから得点やアシストをマークしていました。
このように正確なキックでゴールや得点のチャンスを生み出せるプレイヤーです。
マルティン・ウーデゴールのプレースタイル③は「チャンスメイクが上手い」です。
ウーデゴールは視野が広い選手で、味方選手のポジションや動き出しなどを把握してプレーしています。
具体的にはバイタルエリアでボールを受け、そこから一本のパスでチャンスを作るシーンが見られます。
味方フォワードのオフサイドラインを飛び出す動きを見逃さず、絶妙なタイミングでのスルーパスや浮かせたパスで得点機を演出します。
また、先ほども解説した通り、マルティン・ウーデゴールはドリブルの上手さや優れたキックを兼ね備えたプレイヤーです。
マルティン・ウーデゴールがボールを持ったときは、相手選手の中で自由を与えさせてはいけないという心理が働き、複数の相手選手の注意を引き付けているシーンが見られます。
マルティン・ウーデゴールが複数人の注意を引き付けることで、他の味方選手は相手のマークを外しやすくなりますので、より動きやすくなるわけです。
ボールを持って違いを作れる上、視野の広さも兼ね備えたプレイヤーなので、相手からすると非常に厄介な選手です。
マルティン・ウーデゴールのプレースタイル④は「パスが上手い」です。
広い視野と正確なキックから繰り出される高精度のラストパスは見事です。
走りこむ味方にピタリと合わせるパスは相手にとって恐ろしいものであると思います。
パスセンスを活かして、ボランチのポジションでの起用も面白そう。
展開力もあり、推進力もあるので試してみる価値はあるかもしれません。