ニコラエ・シマトック

概略

国籍 ニコラエ・シマトック
生年月日 1920年5月1日
出生地 Briceni、ルーマニア王国
没年月日 1979年12月2日(59歳)
死亡地 シドニー、オーストラリア
身長 192 cm
体重 87kg

 

Nicolae Simatoc

 

ポジションはミッドフィールダー(オフェンシブハーフ、センターハーフ)。

 

利き足は不明。

 

バルセロナに属したハジとポペスク、インテルに属したムトゥとキヴというスター選手より先駆けてルーマニア史上初のメガクラブに所属した知られざるプレイヤー。

 

獲得タイトル

 

Nagyváradi
  • ハンガリーリーグ:1943–44
バルセロナ
  • リーガ:1951–52
  • コパ・デル・レイ:1951、1952

 

経歴

クラブ
チーム 出場 得点
1938〜 1941年 リペンシア・ティミショアラ 44 (3)
1941–1942 カルメン・ブクレシュティ 3 (0)
1942〜1944 NagyváradiAC 32 (3)
1945年 ヴァシャシュ 9 (3)
1945〜 1947年 カルメン・ブクレシュティ 12 (0)
1947〜1949 インテル・ミラノ 17 (3)
1949〜1950 ブレシア 30 (8)
1950年 ハンガリーFbCローマ (–)
1950〜 1952年 バルセロナ 34 (2)
1952〜1953 レアル・オビエド 5 (0)
合計 186 (22)
代表歴
1940〜1946 ルーマニア 8 (0)

 

クラブ

 

リペンシアのユースチームで14歳からプレーして順調に成長すると19歳で1部にデビューを果たす。

 

翌シーズンからはリーグ上位のクラブで主力としてのチャンスも与えられて、3シーズン過ごしたティミショアラから首都のカルメン・ブカレストへの移籍に成功。

 

しかし戦争により情勢不安定のため2シーズンに渡り国内リーグが中断し、非公式なカップ戦や短期の代替リーグがカルメンでの2シーズンとなり有望な才能は停滞した。

 

42/43シーズンにリーグが開かれていたハンガリーリーグのオラデアに移るとそこで活躍し初年度はリーグ2位、翌年にはリーグ制覇の一員となることができた。

 

しかし3年目にはハンガリーもリーグ中断の決定がなされて、ヴァサスを経てカルメンへの帰還も計2シーズンは再度非公式な舞台での環境となった。

 

リーグが再開された後の47年には国内の政情変化によりイタリアへ渡る決意をして、フリーで強豪のインテルへの入団を果たす。

 

インテルでの2シーズンはチームの低迷期でもあり、12位という不甲斐ない成績から自身の活躍も披露できずに2部のブレシアへと都落ちした。

 

ここでの30試合8得点の復活し、同時に属していた公式試合出場はないが東欧からの亡命組で組織されたハンガリア・ローマでの出会いがキャリアを好転させた。

 

このチームを率いていたフェルディナンド・ダウチク監督とその義理の息子でハンガリー代表のスター選手だったラディスラオ・クバラが前年にスペイン選抜と親善試合した際に評価されていたことからバルセロナからオファーを受けて、シマトックも監督に請われてスペインへ移るチャンスを得た。

 

バルセロナの初年度となった50/51シーズンは28試合出場したが、それ以上に初戦となったソシエダ戦での1得点3アシストやクラシコと呼ばれる伝統のレアル・マドリード戦でも活躍したことが印象を与えた。

 

翌年には蒼々たるメンバーの中でケガでポジションを失った事もあり、6試合の出場にとどまったが、カップ戦の2連覇とリーグ制覇の2冠に輝いた。

 

代表

 

代表ではワールドカップなどの世界大会が長らく中断していた期間だったこともあってインパクトのある記録は残っていない。

 

エピソード

 

選手引退後はコーチとなり、1959年から1960年にかけてスペインのUE Lleida、1960年から1961年にかけてCE Sabadell FCを率いた。

 

その後、ブダペスト・シドニー、ポロニア・ウェスタン・イーグルスのコーチを務めた。

 

プレースタイル

 

192cmという長身と強靭なフィジカルを誇る司令塔。

 

タックルを受けても倒れない強靭なボディバランスと抜群のテクニックを持っていた。

 

エレガントなボールタッチでドリブルにパスにと素晴らしい技術を披露しチャンスを作った。

 

彼のボールキープ力は素晴らしく、そこからのパスで幾度も決定機を演出した。

 

古典的なクラシカルな司令塔でだった彼は試合中もあまり走らずボールを待つタイプの選手。

 

スピードやスタミナは乏しかった。

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