概略
国籍 | ![]() ![]() ![]() |
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生年月日 | 1992年6月24日(28歳) | ||
出身地 | ウィーン | ||
身長 | 180cm | ||
体重 | 76kg |
David Alaba
ポジションはディフェンダー(左サイドバック、センターバック)。
利き足は左。
現役最高峰のサイドバック。
オーストリア代表の中心選手。
バイエルン・ミュンヘンで活躍し、2012-13年に続いて2019-2020シーズンと2度の3冠を達成した。
獲得タイトル
クラブ
- バイエルン・ミュンヘン
- ブンデスリーガ:9回(2009-10, 2012-13, 2013-14, 2014-15, 2015-16, 2016-17, 2017-18, 2018-19, 2019-20)
- DFBポカール:6回(2009-10, 2012-13, 2013-14, 2015-16, 2018-19, 2019-20)
- DFLスーパーカップ:5回(2010, 2012, 2016, 2017, 2018)
- UEFAチャンピオンズリーグ:2回 (2012-13, 2019-20)
- UEFAスーパーカップ:2回 (2013, 2020)
- FIFAクラブワールドカップ:1回 (2013)
個人
- オーストリア年間最優秀選手 2011, 2012, 2013, 2014,2015,2016,2020
- UEFAチャンピオンズリーグ 年間ベストチーム(スカッドオブザシーズン) 2019-20
- オーストリアスポーツパーソナリティオブザイヤー:2013、2014
- UEFAチーム・オブ・ザ・イヤー:2013、2014、2015
- グループステージUEFAチャンピオンズリーグチーム:2015–16
- ESMチームオブザイヤー:2013–14
- フランスサッカーワールドXI:2015
- ブンデスリーガシーズンのチーム:2014-15、2015-16
- FIFA FIFPro World11第2チーム:2013、2014、2015、2016
- FIFA FIFPro World11第4チーム:2017
経歴
クラブ
ウィーンで生まれたアラバは、地元ドナウシュタット州アスペルンのSVアスペルンでキャリアをスタートさせた後、10歳でFKオーストリア・ウィーンのユースに入団した。
2008年4月には、ブンデスリーガの試合でトップチームの交代要員に選ばれた。
また、オーストリア・ウィーンのリザーブチームで5回プレーした後、2008年夏にドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンに移籍した。
バイエルンのユースシステムでは、17歳以下と19歳以下のチームでプレーし、2009-10シーズンにはリザーブチームに昇格した。
2009年8月に行われたリーガ・エスパニョーラ第3節のディナモ・ドレスデン戦でデビューし、2009年8月29日にはFCバイエルン・ミュンヘンⅡでプロ初ゴールを決めた。
2009-10UEFAチャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘンのメンバーに選ばれた。
2010年1月、アラバは、ディエゴ・コンテント、メフメト・エキチとともに、2009-10シーズンの残りの期間、トップチームで練習することが発表された。
2010年2月10日に行われたDFBポカールのSpVgg Greuther Fürth戦で、3人は初めてトップチームの交代要員として起用され、アラバは59分にクリスティアン・レルに代わって出場した。
2010年3月6日に行われた1.FCケルン戦で、ディエゴ・コンテューレに代わってブンデスリーガデビューを果たした。
2010年3月6日、1.FCケルン戦で、73分にディエゴ・コンテントと交代で出場し、ブンデスリーガデビューを果たした。
2010年3月9日、フィオレンティーナ戦で、17歳8ヶ月13日でUEFAチャンピオンズリーグデビューを果たした。
2011年1月、アラバは2010-11シーズン終了までのレンタル移籍でTSG 1899ホッフェンハイムに加入した。
同月末、FCザンクトパウリとの2-2の引き分けで、ブンデスリーガでの初ゴールを記録した。
アラバは2011-12年のシーズン初めにバイエルンに戻り、トップチームのレギュラーメンバーとして活躍した。
2011年10月23日、1-2で敗れたハノーファー96とのアウェイ戦で、アラバはバイエルンでのリーグ戦初ゴールを記録した。
2011年12月20日、アラバは初めてオーストリア・フットボール・オブ・ザ・イヤーに選出された。
2011-12ブンデスリーガのシーズン後半、アラバはバイエルンの先発メンバーとしての地位を確立した。
2012年4月25日、レアル・マドリードとの2011-12UEFAチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグに出場し、バイエルンがPK戦で1点目を決めて3-1で勝利した。
しかし、準決勝で警告を受けたことにより、アラバは出場停止で2012年UEFAチャンピオンズリーグ決勝に出場できなかった。
2012年12月5日、アラバは、2012-13シーズンのBATEボリソフ戦で4-1の勝利を収め、チャンピオンズリーグ初ゴールを決めた。
2012年12月18日、アラバは、2年連続でオーストリア・フットボーラー・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。
2013年4月2日、アラバはチャンピオンズリーグ史上7番目の速さ(25.02秒)でゴールを決め、バイエルンがユヴェントスに2-0で勝利した。
2013年5月25日、2013年UEFAチャンピオンズリーグ決勝でバイエルンがボルシア・ドルトムントを2-1で下した際、左サイドバックとして90分間フル出場した。
2013-14シーズンには、ドイツ・スーパーカップのボルシア・ドルトムント戦、UEFAスーパーカップのチェルシー戦、FIFAクラブワールドカップの広州エバーグランデ戦とラジャ・カサブランカ戦の2試合に出場しました。
2013-14年シーズンからはジョゼップ・グアルディオラが監督になり、サイドバックだけでなくインサイドハーフとしても起用されるようになった。
1試合の中で、守備時はSBのポジションを取りながら、攻撃時には中盤の底にポジションを移動して攻撃の起点となる「偽サイドバック」としての役割は、後に他のチームにもトレンドとして取り入れられ、メディアによって「アラバロール」と名付けられた。
2013年12月2日、アラバはバイエルン・ミュンヘンと2018年に満了する新契約を結びました。
12月20日、アラバは3年連続でオーストリア・フットボール・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。
2014年12月18日、アラバは4年連続でオーストリア・フットボーラー・オブ・ザ・イヤーに選出された。
2015年1月、アラバはユーザーによる「UEFA.com Team of the Year 2014」の左サイドバックに選ばれ(352,070票)2年連続で選出された。
2015年3月31日、アラバはオーストリアがボスニア・ヘルツェゴビナと親善試合で1-1で引き分けた際に、左膝の内側靭帯を損傷した。
アラバはこの怪我のため、バイエルンの残りのシーズンを欠場した。
2015-16シーズンのデビューは、8月1日のドイツ・スーパーカップで、VfLヴォルフスブルクにPK戦で敗れました。
その3週間後の元所属の1899ホッフェンハイム戦では、アラバのパスミスにより、ケビン・ヴォランドが9秒でゴールを決め、ブンデスリーガ史上最速のゴールを記録しました。
2015年12月17日、アラバは5年連続でオーストリア・フットボール・オブ・ザ・イヤーに選ばれました。
2016年1月8日、アラバは「UEFA.com Team of the Year 2015」の左サイドバックに3年連続で選出された。
2016年3月18日、アラバは2021年まで契約を延長した。
2016年12月21日、アラバは6年連続で「オーストリア・フットボーラー・オブ・ザ・イヤー」に選出された。
2018年2月10日、アラバは、シャルケに2-1で勝利し、ブンデスリーガ200回目の出場を果たしました。
2019-20シーズン、アラバは主にセンターバックのポジションでプレーし、ジェローム・ボアテングとコンビを組むことが多かった。
彼はこのポジションに非常によく適応し、すぐにディフェンスのリーダーとなった。
2020年8月23日、2020年UEFAチャンピオンズリーグ決勝でバイエルンがパリ・サンジェルマンを1-0で下した際には、センターバックとして90分間フル出場しました。
バイエルン・ミュンヘンは、2012-13年に続いて2度目の目覚ましい3冠達成を果たし、それによってアラバはキャリアで2度目の大陸3冠を達成したのである。
2021年2月16日、アラバは13年間在籍したバイエルン・ミュンヘンを2020-21シーズンを最後に退団することを発表した。
代表
アラバは、オーストリアの17歳以下、19歳以下、21歳以下の各レベルでプレーした。
2009年10月、フランス戦でオーストリア代表に招集され、この試合でオーストリア代表史上最年少デビューを果たした。
2012年10月16日、ホームでカザフスタンと対戦し、4-0で勝利した試合で、オーストリア代表として初ゴールを決めた。
2011年、アラバは19歳の若さで、名誉あるオーストリア・フットボール・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
APA(オーストリアの報道機関)がオーストリア・ブンデスリーガ10クラブの監督を対象に実施した投票で、アラバは21ポイントを獲得し、オーストリア・ウィーンのオランダ人スター、ナセル・バラジテ(20ポイント)とVfBシュトゥットガルトのマルティン・ハルニックを抑えてトップに立った。
2012年12月には、2年連続で同賞を受賞した。
2013年9月10日、アラバはアイルランド戦で84分に試合唯一のゴールを決め、オーストリアに1-0で勝利をもたらした。
最終予選のフェロー諸島戦では、オーストリアが3-0で勝利した際に決勝ゴールを決めた。
アラバは6ゴールを挙げ、オーストリアの得点王として2014年FIFAワールドカップ予選を終えた。
2015年9月8日、ソルナのフレンズ・アリーナで行われたスウェーデンとのアウェイ戦で4-1の勝利の口火を切るために、9分にパネンカ式のPKを決めた。
この結果、オーストリアはUEFAユーロ2016への出場権を獲得し、初めて大陸選手権の予選を成功させた。
アラバはグループリーグの全3試合に出場し、オーストリアは勝ち点1でグループ最下位に終わった。
2017年3月24日、ワールドカップ2018予選のモルドバ戦で、出場停止のキャプテン、ユリアン・バウムガルトリンガーの不在時に代役を務め、2-0で勝利したオーストリアで初めてキャプテンを務めた。
アラバは8試合に出場したが、オーストリアは2018 FIFAワールドカップの出場権を獲得できなかった。
エピソード
父親はナイジェリア出身のDJで、母親はフィリピン人の看護師。
母親の故郷であるフィリピン代表からも声がかかったが、代表デビューは生まれ故郷のオーストリアを選択している。
アーセナルFCのサポーターであることを公言している。
ダビド・アラバはアメリカのTVシリーズが好きである。
そして、彼がfcbayern.comに好きなTV番組ベスト3を教えてくれた。
1位:Entourage
このTVシリーズは高い志を持った若手俳優ヴィンセント・チェイス(アドリアン・グレニアー)と彼の友達の話である。このプログラムは映画業界、友達関係、家族をテーマに進んでいく。アラバが、「あの番組の一致団結感が僕を魅了するんだ。彼らは一緒に育った友達で、かなり親しい関係なんだ。これがウィーンの友達を思い出させる。僕らは今でも、非常に良い友達なんだ」と話した。
「だいぶ前に僕らは一緒にこのシリーズを見たんだ。本当に僕らに似ていたんだ。あと、少ないけど面白いシーンもあるんだ。僕の人生にキャリアにとって友達は大事な役割を担っている。あまり友達関係は広くないが、皆が僕をサポートしてくれていることを分かっている」と、友達に感謝しているアラバが語った。
第2位:All or Nothing – A Season with the Arizona Cardinals
All Or Nothingはアリゾナ・カーディナルズ(最も歴史の長いNFLチーム)に関するTVシリーズである。8エピソードで構成されるこのスポーツドキュメンタリー番組は、1シーズンを戦う選手たちの試合裏のシーンだけを放送する。ファンでさえアメリカンフットボールチームを裏側を見ることを許されていない。
「バイエルンに似ている場面がある。控え室で楽しむ様子、一致団結する場面、チーム内の雰囲気」と、アメリカンフットボール好きなアラバはNFLスター選手オデル・ベッカムJrと友達でもある。「今、アメリカンフットボールに夢中になんだ。本当に好きなんだ。僕はビックファンだよ」と、アメリカンフットボール好きのアラバがコメントした。だが、プレースキッカー(元アメリカンフットボールプレーヤー選手インゴ・アンデルブリュッゲもしくはアクセル・クルース)としてのキャリアはアラバにとってオプションの1つではない。
第3位:Power
このアメリカTVドラマシリーズは、ニューヨークシティーにあるナイトクラブのオーナーが違法なビジネスから身を引く為に奮闘する物語である。世界的有名なラッパー50セントがこのドラマの共同プロデューサーを務めている。「このTV番組はさっきの番組とは全く違うジャンルだね。とても、とても興奮するよ。このドラマの役者たちは良い演技をしている。そして、音楽も非常に大事な要素だ。本当に気に入っている」と、アラバが話した。
ちなみに、この番組はドイツ語の吹き替えバージョンがあり、ミュンヘンで見ることができる。アラバは英語で見ているようだ。だが、吹き替え声優として友情出演するかもしれない…
プレースタイル
抜群の身体能力で中盤だけでなく、左SBとして台頭。
現役世界最高峰のサイドバックと紹介しましたが、アラバはサイドバックだけの選手ではありません。
ボランチ、トップ下、サイドハーフ、センターバック等ほとんどのポジションに対応できる能力を有しています。
オーストリア代表のゲームではよりゴールに絡んでほしいので、攻撃的な中盤で使われていました。
やはり戦術理解度が高いのでしょう。
ポジションの自由度も高くて、更にプレーの幅も広いのです。
非常に攻守のバランスが取るのが上手い選手ですし、特に試合中の動き方なんかは本当に参考になります。
サイドバックとして外に張り、走り込んでクロスのような典型的なサイドバックのプレーをこなしながら、すぐに中央にポジションを移し、ポゼッションに貢献することも出来ます。
アラバは元MFだったこともあり、足元の技術が非常に優れている選手です。
バイエルンではもっぱら左SBとしてプレーしていますが、オーストリア代表では中盤でプレーすることもあります。
バイエルン時代のグアルディオラは、アラバのパス精度などを鑑み、偽SBとしてプレーさせていたと見受けられます。
アラバの凄さは、左足からの高品質なクロスボールです。
速く強いグランダークロス、アーリークロスなどペナルティーエリア内の選手にピンポイントで出すことできます。
バイエルンには、レヴァンドフスキやミュラーなど空中戦に強い選手が多いため、アラバからのクロスボールは1つの武器になっています。
まずアラバのキック精度は非常に高いです。
ショートのパスはもちろんですが、正確なロングフィード、ピンポイントのクロスなどは特に素晴らしいものを持っています。
アラバのロングフィード一発で、試合の展開を一気に代えてしまうことは多々あります。
特にバイエルンの場合国内では圧倒的なポゼッション率を誇るので、格下チームがバスを引いてきて時に試合が膠着してしまいます。
こうなった場合のアクセント役として大きな役割を果たしてくれています。
まあバイエルンの場合、受け手に一発で決められる選手が多くいるので、それのおかげでもあると思いますが…
サイドとセンターバックを兼任できて、なおかつアラバほど良いボールを蹴ることができる選手は本当に少ないでしょうね。
選手交代で場所を移したりすると、対応する相手も厄介です。
クロス精度が高いアラバは、シュートでもキックの質の良さを見せてくれます。
たまに中央寄りにポジションをとると鋭いミドルシュートも狙ってきます。
さらにアラバは直接フリーキックも得意としています。
パワーがあり、なおかつ回転の変化が大きいボールをゴール隅に蹴り込んでくるのでキーパー泣かせでしょう。
ゴールから25~30メートルくらいの距離からのフリーキックだとシュートかクロスか相手守備陣は予測がつかないので、アラバの思うつぼです。
クロスも良いのを上げてきますから。
アラバはスピードがある選手です。
シティのレロイ・サネやスターリング、バイエルンならコマンやニャブリなどのスピードスターと呼ばれる選手たちに比べれば遅いかもしれませんが、左SBには充分なスピードが備わっています。
そのスピードを活かしたオーバーラップはアラバの武器です。
一昔前ですが、リベリーとは絶妙な連携で左サイドを支配していました。
また、ただ真っ直ぐにオーバーラップするだけではなく、チャンネルを一つ右(ハーフスペース)に移したアタックも魅力的です。
特に相手選手との一対一には強さを発揮しますね。
一定水準のフィジカルと優れたスピードで対人の対応力に優れている選手です。
走り勝つイメージでしょうか。
また、それだけの速さがあるので高いディフェンスラインを敷く戦術では守備範囲の広さを生かすことができます。
ボールを追った走り合いでは負けるのは稀。
20歳そこらのアラバは、「攻撃は抜群だけど守備がな…」「守備の時のポジショニングやミスが目立つ」など言われていましたが、今はだいぶ改善されました。
年齢を重ねるごとに、体が強くなりフィジカルコンタクトも負けなくなりましたし、ボール奪取能力、スピードを活かしたカバーリング力などが高まっています。
攻撃的左SBとしては、異色のディフェンス力があると見受けられます。
成熟した守備力を買われ19-20シーズンにおいては、センターバックでの起用が目立ちました。
また、チャンピオンズリーグ決勝でもセンターバックでプレーし、優勝に大きく貢献。
サイドバックもセンターバックもできるアラバは、どのチームにおいても重宝されるでしょう。
アラバはCBとしても一流であることをすぐに示した。
彼が最初にセンターバックを務めた試合の後、レオン・ゴレツカは次のようにアラバを称賛している。
「彼は僕たちとたくさんコミュニケーションを取って、守備を高い位置へ押し上げてくれる。1対1の戦いに強いし、彼が攻撃的に前へ出ることを考えるせいで、チームがしっかり安定するんだ」
さらに、キミッヒはセンターバックを務めるアラバについて「世界最高の選手の一人」だと称えている。
今ではもはや、アラバは消去法の結果としてセンターバックでプレーしているわけではない。
アラバがそこにいるのは、彼流に表現するなら、“メッチャうまく”やってのけられるからだ。
とっくの昔にケガから回復し、ブンデスリーガ史上最高となる8000万ユーロ(約99億円)でアトレティコ・マドリーから獲得されたリュカが及びもつかないほどに。
フリック監督の就任以来、アラバはヨーロッパの5大リーグのすべての選手の中で4番目に多くのパスを出し、その91%を成功させている。
特に注目すべきは、彼が前線へ出した292のパスがそれしかないという最適なパスであることだ。
「アラバはゲームの始め方が非常にうまい。いいパスを出して攻撃の端緒を作り、時には2ラインを越えるパスも出す」そう話すのはフリック監督だ。
さらに、アラバの1対1の勝率は64%に達しており、フリック監督の就任以後ブンデスリーガの全選手の中で8番目に位置している。
5-2で勝利を収めたフランクフルト戦では、実に80%に達していた。
元々、フリック監督は一人ひとりを褒めることはやらないのだが、フランクフルト戦でのアラバの働きについては、「アラバが守備を統率するやり方はまったくたいしたものだ」とはっきり言葉に出して褒めていた。
まさにリーダーにふさわしい資質だと言える。
今のところDFL(ドイツフットボールリーグ機構)による衛生上の配慮からミックスゾーンでのインタビューが停止されているため、残念ながら、試合後にアラバの考えを詳しく聞き出す機会はないが、彼の守備での統率については改めてうかがいたいところだ。
また中盤でボールをホールド出来ますし、CBとしても活躍出来るのでフィジカルはかなり強いです。
細身のように見えますが、体幹がしっかりしているのだと思います。
競り合い時のポジショニングも優れているから、いいタックルを浴びせることが出来るのでしょうね。
もちろん試合中90分間走り続けられるワードワーカーですし、昔に比べたら集中力も増したので、監督からしたら手放したくない選手だと思います。