ヨシップ・イリチッチ

概略

国籍 スロベニアの旗 スロベニア
生年月日 1988年1月29日(33歳)
出身地 クラーニ
身長 190cm
体重 79kg

 

Josip Iličić

 

ポジションはフォワード(セカンドトップ、右ウイング)、ミッドフィールダー(オフェンシブハーフ)。

 

利き足は左。

 

イタリアのメディアでは「教授」というニックネームで呼ばれている。

 

スロベニア代表のエース。

 

パレルモやフィオレンティーナなどで活躍し、アタランタでは同クラブの躍進を支える。

 

獲得タイトル

クラブ

インテルブロック

  • スロベニアカップ2008–09 
  • スロベニアスーパーカップ準優勝:2009 

マリボル

  • スロベニアスーパーカップのランナーアップ:2010 

パレルモ

  • コッパ・イタリアのランナーアップ:2010–11 

フィオレンティーナ

  • コッパ・イタリア準優勝:2013–14 

アタランタ

  • コッパ・イタリア準優勝:2018–19 

個人

  • セリエA年間最優秀チーム2018–19 
  • スロベニア年間最優秀サッカー選手:2019

 

経歴

クラブ
クラブ 出場 (得点)
2007-2008 スロベニアの旗 ボニフィカ 24 (3)
2008-2010 スロベニアの旗 インテルブロック 55 (12)
2010 スロベニアの旗 マリボル 5 (1)
2010-2013 イタリアの旗 パレルモ 97 (20)
2013-2017 イタリアの旗 フィオレンティーナ 106 (29)
2017- イタリアの旗 アタランタ 61 (23)
代表歴
2009 スロベニアの旗 スロベニア U-19 5 (0)
2010- スロベニアの旗 スロベニア 65 (9)

 

クラブ

 

Triglav Kranjのユースチームでプレーを始め、後にボニフィカに移籍した。

 

2007-08シーズン、スロベニア・リーグ2部のSCボニフィカにてプロデビュー。

 

その時、彼の才能がインテルブロックに見出され、スロベニアのトップリーグである1.SNLで2シーズンプレーした。

 

2009-10年のシーズン終了後、インテルブロックは2部に降格した。

 

クラブのベストプレーヤーであり、スロベニアサッカー界のトッププロスペクトの一人であったにもかかわらず、イリチッチはリザーブとしてシーズンを終えた。

 

21歳になったイリチッチは、選手としてのキャリアを完全に終えることを考えていたが、数週間後、マリボルのフットボール・ディレクターであるズラトコ・ザホビッチから電話があり、マリボルと契約するよう提案されたのだ。

 

2010年7月に行われたUEFAヨーロッパリーグのスコットランド・プレミアリーグのハイバーニアンとの試合で2得点を挙げ、開幕から大きなインパクトを与えた。

 

その翌日には、パレルモがマリボルからイリチッチとチームメイトのアルミン・バチノビッチを期限付き移籍で獲得した。

 

パレルモが支払った移籍金は非公開だったが、約230万ユーロと報じられた。

 

イリチッチは、2010年9月12日のブレシア戦で、ジュリオ・ミリアッチョに代わって後半からパレルモの一員としてデビューした。

 

次のラウンドでは、すでにスタメンで出場し、ホームで王者インテルを相手にパレルモでの初ゴールを決めた 。

 

そのわずか4日後の2010年9月23日には、同じくイタリアの強豪チームであるユヴェントスを相手に、シーズン2度目のゴールを決めた。

 

2010年10月3日のフィオレンティーナ戦、2010年11月28日のローマ戦でもゴールを決め、イタリアの強豪チームとの対戦では好調を維持した。

 

2011年6月20日、イリチッチは新たに5年契約を結び、2011年8月16日には背番号を「27」に変更した。

 

しかし、2011-12シーズンは、イリチッチの攻撃的MFのパートナーであるハビエル・パストーレがパリ・サンジェルマンに高値で売却されたこともあり、イリッチは活躍できず、結果的に2ゴールしか挙げることができなかった。

 

しかし、イリチッチは2012-13年のシーズンにも起用され、新加入のフランコ・ブリエンツァとともに、ジャンピエロ・ガスペリーニ新監督のもと、3-4-2-1のフォーメーションで起用された。

 

2012年11月24日に行われたシチリア・ダービーでは、カターニアと対戦し、ホームで3-1の勝利を収めイリチッチは勝利に貢献した。

 

2013年7月23日、パレルモはイリチッチをセリエAのライバルであるフィオレンティーナへの売却した。

 

移籍金は非公開で、900万ユーロと言われている。

 

2014-15シーズンは、彼にとってより成功したシーズンとなり、マリオ・ゴメスと並んで全大会で10ゴールを挙げ、クラブの得点王となった。

 

2015-16シーズンはリーグ戦13ゴールを決める活躍を見せた。

 

2017年7月5日、アタランタは、フィオレンティーナが契約延長のオファーを断った後、550万ユーロの報奨金でフィオレンティーナからイリチッチを獲得しました。

 

イリチッチは、アタランタでの1年目に即戦力として活躍し、11得点を記録して7位に入りました。

 

2018-19シーズンは12ゴールを決め、アタランタはセリエAで3位となり、23ゴールを決めたドゥバン・サパタと共にアタランタ史上初のチャンピオンズリーグ出場に大きく貢献した。

 

また、ドゥバン・サパタとともに、2018-19セリエAのチーム・オブ・ザ・イヤーに選出された。

 

2020年1月25日、イリチッチはトリノに7-0で勝利し、ハーフウェイラインからのフリーキックによるゴールを含むハットトリックを達成した。

 

UEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦バレンシアCF戦ファーストレグで1ゴール、セカンドレグではアタランタの全4ゴールを一人で決め、クラブ史上準々決勝進出に貢献。

 

チャンピオンズリーグ決勝トーナメントにおいて、1stレグと2ndレグの2戦合計5得点以上を達成した史上3人目(リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドが過去に達成している。)の選手になった。

 

また、ノックアウトステージのアウェイ戦で4ゴールを決めた大会史上初の選手であり、ズラタン・イブラヒモビッチを超える32歳41日での大会1試合4ゴールの最年長記録となった。

 

しかし個人的な問題から7月11日のユベントス戦以降の試合を欠場、チャンピオンズリーグ準々決勝のパリSG戦も欠場、チームも準決勝進出を逃した。

 

イリッチは、チャンピオンズリーグ・ラウンドオブ16の試合後に、UEFAの週間最優秀選手賞も受賞した。

 

その後、2020年には、イリッチはUEFA50 Men’s Team of the Yearにノミネートされた。

 

代表

 

イリチッチは、2008年10月、20歳以下のチームで、クロアチアとの試合で国際デビューを果たした。

 

2009年から2010年にかけては21歳以下のチームでもプレーし、2011年のUEFA欧州U-21選手権の予選では2試合に出場した。

 

2010年のFIFAワールドカップへの出場は逃したが、2010年8月11日のオーストラリアとの親善試合でA代表のデビューを果たした。

 

2013年9月10日のキプロス戦で国際試合初ゴールを決めた。

 

エピソード

ヨシップ・イリチッチは、現在のボスニア・ヘルツェゴビナのプリイェドルで生まれ、父親が殺された後、母親のアナと弟のイゴールとともに、わずか1歳で現在のスロベニアのクラーニに移った。

 

イリチッチはかつてインタビューで、クロアチア人の祖先を持つことから、サッカーのクロアチア代表チームでプレーすることに興味があるかと聞かれたが、生涯をスロベニアで暮らしていたことから、オファーを受けることはなかっただろうと答えている。

 

その後、生まれた国であるボスニア・ヘルツェゴビナに関しても同様のコメントをしている。

 

2018年の夏にはリンパ腺への細菌感染により数カ月もの治療を経験することになったヨシップ・イリチッチ。

 

しかし無事にピッチへ復帰すると、闘病前よりもさらにパフォーマンスを向上させ、セリエA屈指のアタッカーに変貌を遂げた。

 

2020年、彼はCOVID-19の影響でうつ病を発症した。

 

プレースタイル

主に少し引いた位置のセカンドストライカーを務めます。

 

利き足は左のレフティー。

 

攻撃的ミッドフィルダーに分類されることもありますし、もっと前の右ウイングもできるので前線の2トップにも入ります。

 

イリチッチの身長は190センチです。

 

かなりサイズがありますが、その大きさに似つかわしくないほど足下のテクニックに優れた選手です。

 

彼の特徴として挙げられるのが、ボールを足下で受けてキープする能力です。

 

細かいタッチでボールを持ち運べる選手です。

 

その技巧はけっこうなもので、逆方向への切り返しやキックフェイントをよく入れてきます。

 

ダブルタッチなどの華やかな足技を披露することも少なくありません。

 

左利きのイリチッチは中央にカットインしやすい右サイドにいることが多いです。

 

上記のようなテクニックを駆使してエリア内まで進入するのが彼の持ち味です。

 

また、ボールを相手に晒しながらでもキープできるので、タメを作って味方の動きを促せるのも良いです。

 

後述しますがキックも上手いので味方を使うことができる選手です。

 

イリチッチはボールキープのみならず、キックの技術も十分なものを持っています。

 

アシストも計算できる選手で、イタリアデビューした2010-11はセリエAで8ゴール8アシストでした。

 

特に球足の長いクロスボールの上手さが際立っている印象です。

 

右サイドに位置取ることが多いので、左足から放つインスイングのクロスが良い味を出しています。

 

ゴール前の誰かが少しでも触れば相手キーパーがセーブしづらいシュートになる、守る側からすると嫌なボールです。

 

テクニカルな選手のイリチッチはシュートも上手です。

 

エリア内の混雑の中からでもコースを狙ったシュートを打つことができます。

 

セリエAでプレーするようになってからも、リーグ戦で何度も2ケタゴールを記録しています。

 

本職が最前線でない選手として十分な得点力ではないでしょうか。

 

ドリブルでエリア内に進入してコントロールショットをお見舞いするのもイリチッチ。

 

離れたところからミドルシュートを蹴り込むのもイリチッチ。

 

どちらも脅威です。

 

またイリチッチはフリーキックを得意としている。

 

ガゼッタ・デロ・スポルトのインタビューで、セットプレーでインスピレーションを受けた選手としてセルティック時代の中村俊輔の名を挙げ「彼のFKは世界一だ。」とコメントした。

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