ダビド・シルバ

概要

国籍 スペインの旗 スペイン
生年月日 1986年1月8日(36歳)
出身地 カナリア諸島・アルグイネグイン
身長 170cm
体重 67kg

 

David Silva

 

ポジションはミッドフィールダー(左サイドハーフ、オフェンシブハーフ)。

 

利き足は左。

 

愛称は「アルグイネグインのマジシャン」、「エル・チーノ(中国人)」。

 

2000年代から2010年代にかけて活躍したスペインが誇るレフティーのテクニシャン。

 

バレンシアやマンチェスター・シティで一時代を築いたレジェンドプレイヤー。

 

スペイン代表としてEURO2008優勝とEURO2012優勝の連覇とワールドカップ2010年南アフリカ大会を優勝に導いたスペイン黄金時代のプレイヤー。

 

EURO2008ではシャビやセスク、イニエスタらとともに黄金の中盤「クワトロ・フゴーネス」を形成し創造的なパスワークでスペインを優勝に導いた。

 

獲得タイトル

クラブ

バレンシアCF
  • コパ・デル・レイ : 2008
マンチェスター・シティ
  • プレミアリーグ : 2011-12, 2013-14, 2017-18, 2018-19
  • FAカップ : 2010-11, 2018-19
  • EFLカップ : 2013-14, 2015-16, 2017-18, 2018-19, 2019-20
  • FAコミュニティ・シールド : 2012, 2018, 2019

代表

  • UEFA U-19欧州選手権 : 2004
  • UEFA欧州選手権 : 2008, 2012
  • FIFAワールドカップ : 2010

個人

  • FIFA U-17世界選手権ブロンズボール : 2003
  • ESMチーム・オブ・ザ・マンス : 2007年2月
  • ペドロ・サバーリャ賞 : 2004-05
  • PFA年間ベストイレブン : 2018

 

経歴

クラブ
クラブ 出場 (得点)
2003-2004 スペインの旗 バレンシアB 14 (1)
2004-2010 スペインの旗 バレンシア 119 (21)
2004-2005 → スペインの旗 エイバル (loan) 35 (5)
2005-2006 → スペインの旗 セルタ (loan) 34 (4)
2010-2020 イングランドの旗 マンチェスター・シティ 309 (60)
2020- スペインの旗 レアル・ソシエダ 21 (2)
代表歴
2001–2002 スペインの旗 スペインU-16 6 (2)
2002–2003 スペインの旗 スペイン U-17 20 (5)
2004–2005 スペインの旗 スペイン U-19 14 (5)
2005 スペインの旗 スペイン U-20 5 (4)
2004–2006 スペインの旗 スペイン U-21 9 (7)
2006–2018 スペインの旗 スペイン 125 (35)

 

クラブ

 

15歳のときに地元カナリア諸島のクラブからバレンシアCFの下部組織に加入した。

 

2004年夏にセグンダ・ディビシオン(2部)のSDエイバルにレンタル移籍してプロデビューを果たし、2004-05シーズンは35試合に出場して5得点を決めて注目を集めた。

 

2005-06シーズンはプリメーラ・ディビシオン(1部)に昇格したばかりのセルタ・デ・ビーゴにレンタル移籍する。

 

シーズン開幕から2試合は途中出場だったが、2005年8月28日のマラガCF戦(ホーム)戦で初ゴール。

 

以降はレギュラーとしてプレーするようになり、34試合に出場して4得点を挙げた。

 

攻撃サッカーを標榜するバスケス監督のもと、F・バイアーノやJ・ゲレーロ、カノッピオら経験豊富な攻撃陣と共にチームをけん引し、昇格組ながらUEFA杯出場権を獲得しました。

 

プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーFCが彼のプレーに着目してオファーを出したが、その報道が出ると、すぐにバレンシアと長期のプロ契約を結んだ。

 

2006年夏にバレンシアに復帰し、レアル・サラゴサへ移籍したパブロ・アイマールが着けていた背番号21番を引き継ぐように直接指名された。

 

FCバルセロナ戦ではゴールを挙げた。

 

2007年、UEFAチャンピオンズリーグではベスト16のインテル・ミラノ戦と準々決勝のチェルシーFC戦においてミドルシュートを決めた。

 

2006-07シーズンと2007-08シーズンを合わせてリーグ戦の6試合しか欠場せず、2006年11月5日のRCDエスパニョール戦でバレンシアCF復帰後初ゴールを決めて以降、2シーズン合わせて14得点を記録した。

 

UEFA EURO 2008後は、クラブの財政難からFWダビド・ビジャ、MFホアキン・サンチェスらと共に移籍の噂が絶えなかった。

 

FCバルセロナがACミランへ移籍したロナウジーニョの後釜として、マンチェスター・ユナイテッドFCが獲得を試み、リヴァプールFCもシルバ獲得を試みていた。

 

こうした各クラブの獲得の動きがあったものの、2007-08シーズン終了後に就任したビセンテ・ソリアーノ会長は、断固として彼を売却しない意思を表明してこれらのオファーを拒否し、2008年8月には契約を5年間延長した。

 

2008-09シーズンの開幕から3ヶ月間は慢性的な足首の怪我により招集メンバーから外れ、2008年12月中旬に復帰したが、シーズンを通して19試合出場4得点に終わった。

 

2009年1月3日、ホームでのアトレティコ・マドリード戦では2ゴールを挙げた。

 

2009-10シーズンは自己最多のシーズン8ゴールを記録し、チームもUEFAチャンピオンズリーグ出場圏内の3位でシーズンを終えた。

 

2010年4月15日のアスレティック・ビルバオ戦(ホーム)では2得点を決め、UEFAヨーロッパリーグラウンド16のヴェルダー・ブレーメン戦2ndレグでは1試合に3アシストを決め、試合は4-4の引き分けという結果となった。

 

2010年6月30日に、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティFCへの移籍が内定し、2010年7月14日に4年契約を交わした。

 

移籍金は推定で2500万ポンドで、背番号は21番に決定した。

 

8月14日のトッテナム戦でプレミアリーグデビューし、9月16日のUEFAヨーロッパリーグ・レッドブル・ザルツブルク戦(アウェー)で8分に移籍後初得点を決めた。

 

またリーグ戦では6得点17アシストの活躍を見せ、チームのプレミアリーグ初制覇に大きく寄与した。

 

2013-14シーズン、リーグ戦では7ゴール12アシストを決め、2度目のリーグ制覇に大きく寄与した。

 

2014-15シーズン、12月20日、プレミアリーグ第17節のクリスタル・パレス戦でマンチェスター・シティでの公式戦通算200試合目の出場を飾った。

 

2015年9月プレミアリーグ8月の最優秀選手に選ばれた。

 

2018年9月15日のフラム戦で350試合出場を達成更にプレミアリーグ通算50ゴールを決めた。

 

FAカップ決勝のワトフォード戦では決勝ゴールを決め、リーグ、リーグカップ、FAカップの3冠達成に貢献した。

 

2019-20シーズンから、退団したコンパニの跡を継ぎ、新キャプテンになることが発表された。

 

7月8日のニューカッスル・ユナイテッド戦では2つのアシストを決め、リーグ戦でのアシスト数を二桁の大台に乗せ、プレミアリーグの通算合計アシスト数を121とし、これで加入後は全てのシーズンで(リーグ戦、カップ戦の合計)二桁以上のアシストを記録したこととなった。

 

2020年8月17日、SSラツィオなどからの関心が報じられる中、レアル・ソシエダに加入した。

 

9月21日、ラ・リーガのレアル・マドリード戦にて後半から途中出場して移籍後初出場を果たすと、10月25日のSDウエスカ戦では2アシストを記録し、4-1での勝利に貢献した。

 

1週間後のセルタ・デ・ビーゴ戦では初ゴールも挙げた。

 

セルタ戦以降も高いパフォーマンスレベルを発揮し、11月にはWhoscored選出の11月ラ・リーガベストイレブン、さらには同月のレアル・ソシエダ最優秀選手に選ばれた。

 

年が明けた2月21日、アラベスとのリーグ戦にてウエスカ戦以来となる2アシストを記録し、この2020-21シーズンで唯一複数試合で複数アシストを記録した選手となった。

 

4月3日、この日のアスレティック・ビルバオとのコパ・デル・レイ決勝に先発出場したシルバは後半の63分にベンチに下がるまでプレーし、1987年以来となるクラブのメジャータイトル獲得に貢献した。

 

シルバにとってはキャリア19個目のタイトルとなり、コパ・デル・レイは2回目の獲得となった。

 

代表

 

スペインの世代別代表に初めて選ばれたのは、U-15代表である。

 

2002年にはUEFA U-17欧州選手権で4位に入り、2003年にフィンランドで行われたFIFA U-17ワールドカップでは3ゴールを決めた。

 

2005年のFIFAワールドユース選手権ではチーム2位の4ゴールを決めて得点ランキング4位に入り、チームは優勝したアルゼンチンに準々決勝で敗れてベスト8で大会を終えた。

 

2006年11月15日、ホームでのルーマニアとの親善試合でスペインA代表デビューし、その後も継続して招集を受けた。

 

2007年8月22日、ギリシャとの親善試合で、初得点を含む2得点を記録した。

 

UEFA EURO 2008予選において シャビ・エルナンデス、セスク・ファブレガス、アンドレス・イニエスタと組む中盤は「クアトロ・フゴーネス」(4人の創造者たち)と呼ばれた。

 

本大会のメンバーにも順当に選ばれ、準決勝のロシア戦では、ショートコーナーから試合を決定付ける3点目を決めた。

 

決勝のドイツ戦では、ポドルスキを小突いたとしてドイツ代表選手たちがシルバににじり寄って口論となる出来事があり、試合の緊張状態を緩和するためにカソルラと交代させられたが、チームは1-0で勝利して44年ぶり2度目の欧州制覇を果たした。

 

2010 FIFAワールドカップ欧州予選にもレギュラーとして出場し、予選記録となる10連勝で本大会進出を決めた。

 

バレンシアCFの同僚3人とともに本大会出場メンバーに選ばれたが、南アフリカで開催された本大会では自身のコンディションが万全でなかったため、グループリーグ初戦のスイス戦(0-1で敗北)には先発出場したが、先発出場はこの1試合だけ、また準決勝のドイツ戦に途中交代で出場したのみに終わった。

 

大会後初の親善試合となった2010年8月11日のメキシコ戦ではロスタイムに同点弾を決め、9月3日に行われたUEFA EURO 2012予選のリヒテンシュタイン戦では62分に得点した。

 

UEFA EURO 2012では、グループリーグ第2戦のアイルランド戦では1ゴール3アシストの活躍を見せ、決勝のイタリア戦でも1ゴールを決めるなど、優勝に貢献した。

 

2014 FIFAワールドカップでは大会連覇を目指し、グループリーグの3試合に出場したが、決勝トーナメントにも進出出来なかった。

 

UEFA EURO 2016のグループリーグ・チェコ戦に出場し、代表通算100試合出場を達成した。

 

2018年8月13日、2018 FIFAワールドカップでは全4試合に先発出場したが、ラウンド16でPK戦の末、ロシアに敗れた。

 

大会終了後、代表引退を表明した。

 

エピソード

マンチェスター・シティ在籍中公式戦436試合に出場76ゴールを挙げただけでなく多くのアシストも決めるなど、クラブの躍進に重要な役割を果たし続けた功績から、スタジアム前に銅像が建設されることをチームが明かした。

 

レンタル時代、バレンシア・U-17代表の同僚シシーニョ・ゴンサレス・マルティネスとワイン作りを始めた。

 

身長170㎝と小柄なので試合では大柄なチームメイトがゴールするとスゴイジャンプ力で抱きつき、逆に自身がゴールすると大柄なチームメイトから抱っこされる事が多い。

 

日系人の母を持つため日本人にも親しみやすいエキゾチックな甘いマスクのイケメン。

 

その為日本で高い人気を誇り、日本の女性ファンからは「シルバたん」の愛称で親しまれている。

 

性格は優しく素朴で家族思いかつ端っこを好む控えめな好青年であり、ファンサービスも良い

 

母親は「私は写真を見ていつも真ん中にはいなくて端っこにちょこんといる息子がとても好きで誇りに思うのです。」と発言している。

 

左手首に「Cynthia=シンシア」とタトゥーを入れている。

 

シンシアは幼くして亡くなった彼の従妹であり彼女を忘れない為にゴールする度にタトゥーにキスをしている。

 

また試合以外はボーっとしており、間の抜けた表情も多い。

 

9歳下の弟と仲が良く同居している。

 

また弟としょっちゅう映画を観に行ったり出掛けて、弟が買うCDをiPodに入れて聴いているなど基本的にサッカー以外には無頓着である。

 

年収は1730万ユーロ(22億円)と世界トップクラスのスター選手ながら私服が目を覆うほどダサい事で有名。(同じパーカーを何年も着続ける、個性的なプリントTシャツを毎回着る、クリスマスにTシャツ&短パンでツリーの前で記念撮影など。)

 

記者から「私生活についてですが、好きなファッションブランドやこだわりはありますか?」と質問され、シルバは「えっと、・・・ZARA?」と回答し、会場中から笑いをこらえる声があがったというのは有名なエピソード。

 

プレースタイル

 

繊細かつ大胆な左足で攻撃を彩るアタッカーで、スペインの未来を担うといわれている逸材。

 

プレーのバリエーションが非常に豊富で、攻撃的ポジションを全てこなし、チャンスメイクと得点の双方で貢献できる。

 

小柄ですが、スピーディーなドリブルで相手を切り崩してスルーパスを繰り出し、自らフィニッシュにも絡んでいきます。

 

中央サイド問わず攻撃的なポジションをこなす戦術的な柔軟性や守備面での貢献も大きい現代的なアタッカーです。

 

寡黙な選手であり、ボールを奪われることは非常に少なく、ポジショニングにも優れている。

 

好不調の波もあまりなく、常に安定感あるプレイをする。

 

シルバは左利き独特の懐深いボールキープで、フィジカル自慢のプレミアリーグの選手からも、そう簡単にはボールを奪われない。

 

サイドをドリブル突破することもあれば、中盤で前を向けばミドルシュート、絶妙なアシストの数々を魅せつけた。

 

決定機の創出回数は常にプレミアリーグで1,2位を争う数値をたたき出し、シティの攻撃陣になくてはならない存在となっていた。

 

シルバが凄いと思うスキルは3つ。

 

まず2つが立ち位置とターンの技術だ。

 

この2つのスキルが最大限発揮されるのはライン間のプレイだ。

 

ライン間とはDFラインと中盤の間のスペースを指す。

 

シルバはペップシティになってからインサイドハーフとしてプレイすることが多く、このライン間でボールを受けるシーンが多くなった。

 

ライン間でボールを受けるのは非常に難しい。

 

それは四方八方に相手選手がいる状況でボールを受けなければならないからだ。

 

そこでシルバは意図も簡単にボールを受けて、そしてボールを取られない。

 

それだけではない。

 

スッと前を向いてしまう。

 

ターンが非常にうまい。

 

どんなに早いパスが通されようが、シルバの左足に渡ってしまえば、ボールの勢いはゼロに近いスピードになってしまう。

 

そしてボールを触ったと同時にいつの間にか前を向いてしまうのだ。

 

そしてライン間でボールを受けるスキルはこのターンの技術だけではなく、2つ目のスキル「立ち位置」が非常に重要だ。

 

サッカーはピッチに入ってしまえば、相手、ボール、ゴール、スペース、あらゆる要素を平面的に見なければならない。

 

私たち観戦者は上からの映像を見ているから色んな状況を把握できるが、ピッチに入るとそれが極めて難しい。

 

しかしシルバはまるで私たち観戦者と同じような視点でピッチや相手や味方を俯瞰的に空の上から見ているかのような位置をとってしまう。

 

その空からの目線で相手が一番嫌がるところ、一番時間とスペースがある位置に立ち位置をとることで意図も簡単に前を向いてしまうのです。

 

時間とスペースがないピッチに時間とスペースを作り出す、まさに魔術師です。

 

シルバの立ち位置は自分がボールと時間とスペースがある状態で受けるだけではなく、ワザと相手にプレッシャーを受ける立ち位置にポジションをとることもある。

 

その立ち位置をとることで味方にスペースを与える魔法をかけてしまう。

 

そして最後の3つ目のスキルが「ポケットへのランニング」だ。

 

ポケットとはペナルティエリア内の横のスペースを指す。

 

これはペップと出会ってから伸びたスキルだと思います。

 

シルバはペナルティエリアに侵入するシーンがどんどん増えていった。

 

シルバがポケットに侵入する回数が多いほど、シティの攻撃が活発になっているかどうかのパロメーターになっている。

 

昔はパスの出し手として、その力を遺憾なく発揮していたが、ペップと出会いパスを受けるレシーバーとしてのスキルも身に着け進化した。

 

パスを出してもよし、パスを受けてもよしのプレイヤーへと進化した。

 

アンドレス・イニエスタは、対戦した中で最も衝撃的だった選手としてダビド・シルバの名前を挙げ、「とにかく上手い」と評している。

 

ティエリ・アンリはシルバを「このリーグ(プレミアリーグ)で我々が見てきた中で最も創造性のあるMF」と述べ、「どのチーム相手にも同じようにプレイし、ボールを要求している」とコメントした。

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