概要
国籍 | ![]() |
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生年月日 | 1994年11月21日(27歳) | ||
出身地 | エルチェ | ||
身長 | 184cm | ||
体重 | 70kg |
Saúl Ñíguez
ポジションはミッドフィールダー(センターハーフ、ディフェンシブハーフ、右サイドハーフ、左サイドハーフ)、ディフェンダー(左サイドバック、センターバック)。
利き足は左。
アトレティコ・マドリードの中盤を支えるミッドフィールダー。
マルチロールな能力があり、スペイン代表でも活躍する。
その昔レアル・マドリードのカンテラに所属していたが、いじめを受け1年で退団。
その後、アトレティコ・マドリードのカンテラに加入しトップデビューを果たした過去を持つ。
獲得タイトル
クラブ
- アトレティコ・マドリード
- プリメーラ・ディビシオン:2020-21
- スーペルコパ・デ・エスパーニャ:2014
- UEFAヨーロッパリーグ:2017-18
- UEFAスーパーカップ:2018
- チェルシー
- FIFAクラブワールドカップ:2021
代表
-
- U-17スペイン代表
- UEFA U-17欧州選手権2010(準優勝)
- U-19スペイン代表
- UEFA U-19欧州選手権(優勝)
- U-21スペイン代表
- UEFA U-21欧州選手権(準優勝)
- スペイン代表
- 2018年 – UEFAネーションズリーグ2018-19
- U-17スペイン代表
個人
- UEFA U-21欧州選手権・得点王
経歴
クラブ
バレンシア州アリカンテ県エルチェで生まれ、11歳でレアル・マドリードの下部組織に入団するもいじめを受けたことを理由に退団し、12歳の時に同じ都市のライバルチームのアトレティコ・マドリードの下部組織へ移籍した。
最初の得点は、 2011年4月10日のエストレマドゥーラUD戦で、チームは3-1で勝利した。
2008年夏、シーズン前にトップチームのトレーニングに参加。
7月10日のCDArcángelとのプレシーズンマッチで2得点し、チームは19-1で勝利した。
2012年3月8日、17歳と108日間でトップチームの公式戦デビューを果たし、UEFAヨーロッパリーグでのベシクタシュJK戦で、最後の6分間プレーした。
2013年4月21日、リーガ・エスパニョーラのセビージャFC戦で2分間プレーし、リーグデビュー。
チームは1-0で勝利した。
2013年7月21日、ラージョ・バジェカーノにレンタル移籍し、センターバックとしてプレーした。
2014-15シーズンにアトレティコへ復帰。
スーペルコパ・デ・エスパーニャのレアル・マドリード戦に出場し、タイトル獲得に貢献した。
2015-16シーズンから、マリオ・スアレスの移籍と、ティアゴ・メンデスの負傷により、中盤の主力選手となった。
2015年2月、UEFAチャンピオンズリーグ 2015-16ラウンド16のバイエル・レバークーゼン戦で、相手DFのキリアコス・パパドプーロスと交錯し、そのままピッチに倒れた。
すぐに、病院へ緊急搬送され、血腫を伴う腎臓損傷と診断された。
その後、 38日間で復帰した。
2016年4月27日に行われた欧州CL準決勝1stレグのFCバイエルン・ミュンヘン戦では、ドリブル突破から決勝ゴールをあげる活躍を見せた。
2017年4月のインタビューでは、ここ2年間、カテーテルをつけたままプレーをし、毎練習、毎試合、血尿を出しながらプレーをしていることを明かした。
2016年5月18日、クラブとの契約を2021年6月まで延長した。
2017年7月1日に2026年までの9年契約を締結した。
2018-19シーズン、2019-20シーズンでは、層の薄い左サイドバックのバックアッパーとしても起用された。
2021年8月31日、チェルシーFCに完全移籍するオプション付きのレンタル移籍で加入することが発表された。
しかしシーズントータルで23試合とあまり起用されず、シーズン終了後チームは買い取りオプションを行使せず、退団することとなった。
代表
2017年6月、UEFA U-21欧州選手権のメンバーに選出された。
6月27日、U-21イタリア代表戦ではハットトリックを決めて決勝進出に貢献した。
決勝ではU-21ドイツ代表に敗れたが、5得点をあげて得点王となった。
スペイン代表としては2016年5月17日、UEFA EURO 2016予選に挑む代表候補として初招集をされたが、最終登録メンバーからは落選した。
その後、同年9月1日に行われたベルギー代表との国際親善試合で代表デビューを飾った。
エピソード
サウールは、レアル・マドリードのカンテラだったが、いじめを受けて約1年で退団。
- スパイクが盗まれる
- 食べ物を盗まれる
- 自分(サウール)のせいじゃないのに2週間グランドに入れてもらえなかった
とても胸が苦しくなる過去ですが、それをバネにして「成長した」とサウールは語っています。
恐らく、サウールは今後もレアルに行くことはないでしょう。
プレースタイル
メインポジションは、セントラルミッドフィルダーです。
そのほかには、左右サイドハーフや守備的ミッドフィルダーのポジションでプレーしています。
左サイドバックやセンターバックで出場していたこともありました。
サウール・ニゲス選手は、中盤から守備的なポジションまで広くできる万能型の選手です。
サウールの身長は184センチです。
けっこうなサイズがあり、ガッチリしてそうには見えないものの接触プレーを嫌がらないタフさがあります。
サウールの特徴に挙げられるのは、対応できるポジションの多さです。
中盤から最終ラインまで高いレベルでこなすことができる高次元のマルチロール選手ですね。
基本的には中盤センターですが利き足側の左サイドも頻繁に務めますし、逆側の右サイドハーフに入ることもできます。
加えて後ろめの左サイドバックにも難なく対応するほか、キャリアの中でセンターバックに入った回数も1度や2度ではありません。
心強いですね。
中盤から最終ラインまでできる能力が備わっています。
高いパス技術がある上に、広い視野を持ち合わせたサッカープレイヤーです。
サウールは、パス精度が非常に高いプレイヤーです。
正確なパスで後方からビルドアップに関われるし、前にスペースがあればスルーパスを供給することがあります。
アトレティコの攻撃を組み立てる選手であるため、攻撃を活性化させることができます。
やはりスペイン人らしくボールの扱いにも十分なクオリティを発揮してくれます。
ショートパスはもちろんのこと、敵陣の空きスペースを突くロングボールも正確です。
サイドの深い位置から上げるクロスボールも良し。
なおかつ彼は左利きなので、右利きの選手とは違う軌道のボールを蹴ってくるのも相手からしたら嫌でしょう。
回転の向きによって対応が変わりますので。
スペインでは、レアル・マドリードやバイエルンで活躍したシャビ・アロンソの後継者と言われているそうです。
アロンソといえば、ロングパスが強みの選手でした。
サウールもアロンソ並みの能力があると思われているのでしょう。
サウールは運動量も豊富で、プレーエリアも広大です。
チェルシーのカンテのようにピッチを縦横無尽に走ります。
運動量が豊富な選手はたくさんいますが、サウールは激しいフィジカルコンタクトで厳しいプレスをかけられます。
そこからボール奪取したり攻撃の芽をつみます。
彼の持ち味には優秀なディフェンス力も挙げられます。
184センチの身長により、サウールは中盤やサイドで空中戦を有利に戦えるのが大きいですね。
敵陣後方からのロングボールを中盤で跳ね返せますし、サイドの深い位置で相手の長身フォワードに狙われることもないでしょう。
彼自身のIQが高いからなのか、読みをきかせたインターセプトも多い印象。
危ないところをあらかじめ埋めておく意識が高い、優秀な守備者と言えるでしょう。
基本的にはそれほど高い位置を取る選手ではないと思いますが、サウールは決して得点が少ない選手ではありません。
リーグ戦だけでシーズン4ゴール程をポンポン取れるのは、ミッドフィルダーでは魅力的なのではないでしょうか。
攻撃のヘディングにも強いこともあるでしょう。
それに加えてサウールは直接フリーキックを狙うこともあります。
キックの精度が良いからこそ残せている数字とも言えそうです。
サウールはパンチ力のあるシュートでゴールを脅かします。
パンチ力に加え、キックの精度が高いので得点に結びつく可能性が高いですね。
パンチ力のあるシュートも魅力的ですが、ファーに巻くシュートやチップキックでのゴールもあります。