概要
国籍 | ![]() |
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生年月日 | 1996年6月22日(26歳) | ||
出身地 | マドリード | ||
身長・体重 | 191cm、78kg |
Rodri
ポジションはミッドフィールダー(ディフェンシブハーフ、センターハーフ)。
利き足は右。
マンチェスター・シティで活躍するスペイン代表ミッドフィールダー。
攻守に高い能力を発揮しのチーム中盤を支える。
ロドリは、ブスケツの後継者やフェルナンジーニョの後継者と言われている逸材です。
獲得タイトル
クラブ
- アトレティコ・マドリード
- UEFAスーパーカップ:1回(2018)
- マンチェスター・シティ
- プレミアリーグ:2回(2020-21, 2021-22)
- コミュニティ・シールド:1回(2019)
代表
- U19スペイン代表
- UEFA U-19欧州選手権 : 2015
個人
- UEFA U-19欧州選手権優秀選手 : 2015
経歴
クラブ
2007年にアトレティコ・マドリードの下部組織に加入した。
2013年には「体力の欠如」を理由にアトレティコ・マドリードの下部組織を放出され、バレンシア州のビジャレアルCFの下部組織に移った。
2015年2月7日、セグンダ・ディビシオンB(3部)のRCDエスパニョールB戦でビジャレアルCF Bからデビューした。
2週間後のレアル・サラゴサB戦で初めて先発出場している。
同年12月17日、コパ・デル・レイのSDウエスカ戦でトップチームデビューした。
2016年4月17日のラージョ・バジェカーノ戦でプリメーラ・ディビシオンデビューした。
2017-18シーズンは序盤戦からレギュラーの座をつかみ、2017年12月4日には契約を2022年まで延長した。
2018年2月18日にはRCDエスパニョール戦でプリメーラ・ディビシオン初得点を挙げた。
2018年5月24日、アトレティコ・マドリードと5年契約で復帰することが発表された。
同年11月10日に行われた第15節アスレティック・ビルバオで加入後初ゴールを決めた。
2019年7月3日、アトレティコ・マドリードはマンチェスター・シティFCがロドリの契約解除金を支払ったと発表した。
7月4日、マンチェスター・シティFCと5年契約を締結した。
代表
2012年にはU-16スペイン代表、2015年にはU-19スペイン代表でプレーし、2017年からはU-21スペイン代表でプレーしている。
2015年にギリシャで開催されたUEFA U-19欧州選手権2015に出場し、U-19スペイン代表は準決勝でU-19フランス代表を、決勝でU-19ロシア代表を破って優勝。
ロドリは18人の大会優秀選手に選ばれている。
2018年3月にはドイツ代表とアルゼンチン代表との親善試合のためにスペインA代表に初招集され、3月24日にデュッセルドルフで行われたドイツ戦でデビューした。
1-1の引き分けに終わったこの試合で、ティアゴ・アルカンタラとの交代で出場している。
エピソード
プロデビュー後も休むことなく大学に通っていた。またタトゥーを彫るのを嫌っている。
スライディングタックルをあまりしない。
これは本人曰く『タックル後に地面に倒れてしまうと、もう一度ボールに行く前にかなり時間を要してしまうから』だという。
プレースタイル
攻守に高い能力を発揮するミッドフィールダーです。
ロドリはブスケツのようなボール捌きができる選手です。
プレッシャーをかけられても両足を巧みに操り、相手のプレスを剥がします。
ロドリの身長は190cmであり体の線も細いため、プレーする姿はブスケツさながらです。
また、アトレティコにおいては、ビルドアップのスタート地点である選手です。
ロドリは視野も広く、高いパス精度を持つ選手です。
長短のパスを操り、チームに落ち着きとリズムを与えます。
ロドリは、類まれなテクニックを有しており、中盤を活性化することができる選手と言えます。
彼のテクニックはキックの精度にもあらわれていて、広い視野を生かしてボールを散らすことができます。
長短を問わず良いボールを蹴ります。
サイドに空いたスペースを突くような展開を変えるパスを出せますし、時には浮き球スルーパスで決定機を作り出すことも。
器用なミッドフィルダーです。
なおかつ、頻繁ではないですがエリア手前からでも鋭いミドルシュートを打ち込むこともあります。
高い位置にいると、いろいろなことができる選手です。
なにより、司令塔と潰し屋の両方を担うことができるのが重要でしょう。
スペイン人らしい技巧と、ロドリ特有のパワーが良い味を出してます。
比較的低い位置でプレーすることが多いロドリは、攻撃の組み立ての際にもボールの出どころになる場合が多いです。
ロドリはフィジカルが強い上に足下も器用なので、ボールロストせずに攻撃を組み立てることができます。
相手に寄せられても跳ね返すパワーがあります。
強いだけ、上手いだけではなく両方というのがポイントです。
接触を受けても分厚い身体でボールを隠しながら持ち運ぶことができます。
ロドリの強みは、攻撃だけではありません。
守備能力も卓越したものがあります。
現役時代のシメオネのようなガッツ溢れる守備はしませんが、的確に相手の動きを読んでスッとボールを刈り取ります。
知的で綺麗なボール奪取をするのがロドリです。
しかも、数字にも現れています。
17-18シーズンのボール奪取数は320回であり、この数字はシーズンナンバーワン。
しっかりと結果を残しているのがロドリです。
ロドリは守備的なタスクを負うことが多い選手ではありますが、ただの汗かき役ではありません。
チームの攻撃でも大事な役割を果たします。
ロドリは優れたフィジカルを生かした堅く安定感のある守備が持ち味の選手です。
よっぽどのことがなければパワーで負けることはないでしょう。
相手のボールホルダーに寄せると、体格を生かして動きを封じ込めボールを奪うことができます。
このパワフルなショルダーチャージは彼ならでは。
加えてサイズもありますから、中盤で相手陣内からののロングボールも難なく跳ね返すことができます。
センターバックの負担を大幅に減らせる選手です。
先述した通りロドリは高いボール奪取もあり、危機察知能力も優れています。
自陣のPA内では瞬時にスペースを見つけ埋めにかかったり、他の選手が危険な位置でボールロストしたらすぐにプレッシャーへと向かいます。
優れた危機察知能力に加えて、高い守備意識があるのもロドリの大きな特徴です。
攻守に存在感を発揮することができるロドリですが、大柄でパワフルな分スプリント力にはあまり良さがありません。
カバーエリアが広い方ではないでしょう。
ボールを追った走り合いへの対応は避けたいかもしれません。
そのため、周囲の中盤やディフェンダーにはスピードがある選手を配置しておきたいところです。