ヴィニシウス・ジュニオール

概要

国籍 ブラジルの旗 ブラジル
スペインの旗 スペイン
生年月日 2000年7月12日(22歳)
出身地 サンゴンサロ
身長 176cm
体重 62kg

 

Vinícius Júnior

 

ポジションはフォワード(左ウイング)。

 

利き足は右。

 

「今世紀最高の宝石」、プレースタイルから「ニューネイマール」と評される。

 

今後、世界最高選手の一人になるのではないかと注目されるヤングスター。

 

レアル・マドリードで活躍する。

 

獲得タイトル

クラブ

レアル・マドリード
  • FIFAクラブワールドカップ: 1回(2018)
  • スーペルコパ・デ・エスパーニャ:2回(2019, 2022)
  • プリメーラ・ディビシオン:2回(2019-20, 2021-22)
  • UEFAチャンピオンズリーグ:1回(2021-22)
  • UEFAスーパーカップ:1回(2022)

代表

ブラジル代表

  • 南米U-15選手権: 2015
  • 南米U-17選手権: 2017

個人

  • 南米U-17選手権 ベストプレイヤー: 2017
  • 南米U-17選手権得点王: 2017

 

経歴

クラブ
クラブ 出場 (得点)
2017-2018 ブラジルの旗 CRフラメンゴ 37 (7)
2018 スペインの旗 レアル・マドリードB 5 (4)
2018- スペインの旗 レアル・マドリード 117 (25)
代表歴
2015-2016 ブラジルの旗 ブラジル U-15 10 (7)
2016-2017 ブラジルの旗 ブラジル U-17 19 (17)
2018-2019 ブラジルの旗 ブラジル U-20 4 (0)
2019- ブラジルの旗 ブラジル 11 (0)

 

クラブ

 

5歳から後に所属するCRフラメンゴの系列サッカースクールでフットサルを通して技術を磨き、10歳でフラメンゴの下部組織に入団した。

 

フラメンゴでは常に年齢より上のカテゴリーでプレーし、13歳の時にはブラジルU-15代表の召集も受けた。

 

2017年5月にフラメンゴとプロ契約を結び、5月13日のアトレチコ・ミネイロ戦で16歳10か月でプロデビューを果たした。

 

欧州の強豪クラブも注目していることから5月23日、フラメンゴと2022年まで契約延長し、違約金は従来の3000万ユーロから4500万ユーロに引き上げられた矢先にレアル・マドリードとCRフラメンゴはヴィニシウスの移籍で合意に達した。

 

移籍金は10代のサッカー選手としては破格の4500万ユーロと報じられ、これはブラジル国内では歴代2位の記録となった(1位はネイマール)。

 

国際サッカー連盟(FIFA)は18歳未満の国外移籍を認めていないため、正式な加入は18歳を迎える2018年7月からとなった。

 

その後もフラメンゴでプレーし、2017年8月10日のコパ・スダメリカーナのCDパレスティーノ戦でプロ初ゴールを記録。

 

当初は2019年までフラメンゴに残留する契約であったがロペテギ新監督の意向で加入が前倒しされ、2018年7月20日、レアル・マドリードにて入団会見を行った。

 

入団セレモニーの際にはレアル・マドリードのOBでアンバサダーも務める元ブラジル代表のロナウドも立ち会った。

 

2018年夏のトップチームのプレシーズン遠征に帯同、「インターナショナル・チャンピオンズ・カップ 2018」のマンチェスター・ユナイテッド戦でデビュー。

 

まだ年少であることや高額な移籍金のプレッシャーに晒されないように、監督のフレン・ロペテギの意向などにより2018-2019シーズンはトップチームの練習に参加しつつ、Bチームにあたるカスティージャに登録された。

 

カスティージャでは第2節のアトレティコ・マドリードB戦で2ゴールを挙げてレアル・マドリードでの公式戦初ゴールを記録した。

 

その後も3部のカスティージャでは圧巻のプレーを見せており、トップチームの第7節のアトレティコ・マドリードとのマドリードダービーで後半88分から出場、わずか数分の出場だったがトップチームデビューを果たした。

 

その後はトップチームに召集を受けるが終了間際の出場が多く、本領発揮には至らなかったが、2018年10月29日にロペテギが成績不振により解任されると、カスティージャの監督であったサンティアゴ・ソラーリが暫定監督に就任。

 

直後のコパ・デル・レイ4回戦のUDメリリャ戦で先発出場。

 

11月3日に行われた第11節のレアル・バリャドリード戦の後半73分から途中出場、83分にヴィニシウスのクロスが相手選手に当たってゴールに吸い込まれ(記録はオウンゴール)、6戦未勝利と不振を極めるチームを救う起爆剤となった。

 

2019-20シーズン、エデン・アザールの加入を受け本来のポジションでの出場機会を減らしたものの、2020年3月1日のFCバルセロナとのエル・クラシコでは決勝点となる先制点を決め、最大のライバルからリーグ戦で約4年ぶりとなる勝利に貢献した。

 

このゴールはリオネル・メッシを上回る、21世紀に行われたエル・クラシコでの史上最年少ゴールであった。

 

2021年8月22日、第2節のレバンテUD戦では2得点の活躍を見せた。

 

12月4日、第16節のレアル・ソシエダ戦では自身初のリーグ戦2桁得点に到達し、好調をキープ。

 

2022年5月12日、第36節のレバンテ戦では自身初のハットトリックを達成して勝利に貢献した。

 

5月28日、UEFAチャンピオンズリーグのリヴァプールFC戦では決勝ゴールを奪い、レアル・マドリードの14度目のCL制覇に貢献した。

 

代表

 

13歳の時にはブラジルU-15代表の召集も受けた。

 

ブラジル代表として各年代でプレーし、2017年2月、南米U-17選手権に出場しチームを優勝に導き、自身も7得点を記録した。

 

大会ベストイレブンに選出される活躍を見せて、「今世紀最高の宝石」、プレースタイルから「ニューネイマール」と評されるようになる。

 

2019年にA代表デビュー。

 

エピソード

 

ヴィニシウスは、スペインのメディアに自身のアイドルを明かしています。

 

ネイマールとロナウジーニョは僕の最高のアイドル2人だ

 

 

確かに、ブラジル人かつネイマールのロナウジーニョと同じポジションだから憧れないわけがないですね。

 

ヴァニシウスは生まれが2000年なので、ロナウジーニョが全盛期の時は7歳くらいだと思います。

 

余計にカッコ良く見えていたでしょう。

 

ネイマールはロナウジーニョに比べ、もっと刺激を受けているはずです。

 

このアイドル2人を追い越すくらいステップアップして欲しいです。

 

プレースタイル

 

彼の特徴として挙げられるのが、類まれなスプリント力です。

 

かなりのスピードを有している、いかにもウインガー然としたフットボーラーです。

 

なおかつヴィニシウスは速いだけでなく、ある意味ブラジル人らしいテクニックも持ち合わせています。

 

スピードで押しつつ上手さもあるドリブルが持ち味です。

 

トリッキーさの強いネイマールほどのアイデアはありませんが、シザースで相手を翻弄したり対峙するディフェンダーを股抜きすることも珍しくない選手です。

 

止まってからの再加速が速いので、ドリブルの切り返しはかなり鋭いです。

 

スピードに難があるディフェンダーならそれだけで剥がせるでしょう。

 

加えてヴィニシウスは左サイドにいる時でも、カットインだけでなく縦突破も強いです。

 

右利きでも左方向に持っていけるのは大きいです。

 

逆方向も上手いと守る側はコースの限定がしづらそう。

 

また、ボールを持っているサイドバックが外に張っている時、インサイドを駆け抜けたり。

 

相手や味方の位置を見ながらオフザボールで動く余裕が出てきています。

 

シンプルに言えば、とにかく速くてキレッキレのドリブルをすることができます。

 

ネットではネイマール2世と言われていますが、個人的にはロビーニョのスタイルに近い印象を持ちます。

 

ロビーニョもヴィニシウスのように、スピードとドリブルテクニックで相手を抜き去ることが得意でした。

 

シザーズなどフェイントを屈指しながら、カットインや縦への突破するヴィニシウスの姿はロビーニョに似ています。

 

ただ、ロビーニョに比べて仕掛けるタイミングなどガムシャラさが課題として挙がっています。

 

スピードだけでなくテクニカルな部分にも良さがあるヴィニシウスは、クロスの精度もなかなかのものを持っています。

 

サイドアタッカーには必須スキルです。

 

低めの浅い位置や外に張った位置というよりは、ドリブルで仕掛けてゴールに近付きシュート性の速いクロスを送るのが得意です。

 

2018/19のコパ・デル・レイは8試合で7アシストを記録しています。

 

下部リーグのチームも対戦相手に含まれていますが、立派な数字ではないでしょうか。

 

キックの精度自体は良いと思いますが、ヴィニシウスは得点力に関しては成長中といったところ。

 

枠に飛ばないこともまだあります。

 

落ち着きやプレー選択を改善すれば、もっと成長できるでしょう。

 

球離れが悪かったりとかはあまり感じないので、経験が解決してくれるのではないでしょう。

 

相手から奪ってそのまま得点なんてこともあるので、プレッシングを磨くとより怖い存在になるかも。

 

随所にポテンシャルを感じます。

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