カール=ハインツ・ルンメニゲ

概略

国籍 ドイツの旗 ドイツ
生年月日 1955年9月25日(64歳)
出身地 リップシュタット
身長 182cm
体重 74kg

 

ポジションはフォワード(センターフォワード、左ウイング)。

 

利き足は右。

 

主にブンデスリーガ「バイエルン・ミュンヘン」の選手として知られる。

 

1980年、1981年と2度のバロンドールを受賞し、その著しい活躍から『ミスターヨーロッパ』とも称えられた。

 

引退後は、同クラブの重職を歴任している。

 

1960年代のウーヴェ・ゼーラー、1970年代のゲルト・ミュラー、1990年代のユルゲン・クリンスマンと並び称されるドイツを代表するストライカー。

 

スピードと決定力を武器にミスターヨーロッパと賞賛された。

 

獲得タイトル

 

  • 欧州選手権優勝 1回(1980年)
  • 欧州チャンピオンズカップ優勝 1回(1975年/1976年)

 

個人タイトル

  • 欧州年間最優秀選手 2回(1980年、1981年)
  • ドイツ年間最優秀選手賞 2回(1980,1981)
  • ブンデスリーガ得点王 3回(1980,1981,1984)
  • スイスリーグ得点王 1回(1989)
  • ワールドカップスペイン大会ブロンズボール賞 (1982年)

国際サッカー歴史統計連盟

  • 20世紀世界最優秀選手 35位 (国際サッカー歴史統計連盟選出 1999)
  • 20世紀の偉大なサッカー選手100人 35位(ワールドサッカー誌選出 1999)

 

経歴

クラブ
クラブ 出場 (得点)
1974-1984 西ドイツの旗 バイエルン・ミュンヘン 310 (162)
1984-1987 イタリアの旗 インテル・ミラノ 64 (24)
1987-1989 スイスの旗 セルヴェット 50 (34)
代表歴
1976-1986 西ドイツの旗 西ドイツ 95 (45)

 

  • 1955年: ノルトライン=ヴェストファーレン州リップシュタットに生まれる。
  • 1963年: 地元のボルシア・リップシュタットでサッカーを始める。
  • 1974年: デットマール・クラマーの勧誘によりバイエルン・ミュンヘンに入団。
  • 1975年: UEFAチャンピオンズカップ優勝
  • 1976年: UEFAチャンピオンズカップ連覇。インターコンチネンタルカップ優勝。10月6日ウェールズ戦でドイツ代表デビューを飾る。
  • 1978年: 1978 FIFAワールドカップ出場、3得点、ベスト8進出。
  • 1980年: UEFA欧州選手権優勝。バロンドール受賞。
  • 1981年: バロンドール受賞。
  • 1982年: ワールドカップスペイン大会準優勝、5得点(ブロンズボール賞)。1981-82シーズンブンデスリーガ、DFBポカール二冠。
  • 1984年: UEFA欧州選手権19841次リーグ敗退。1983-84シーズンブンデスリーガ、DFBポカール二冠。8月、イタリアのインテル・ミラノへ移籍。
  • 1986年: ワールドカップメキシコ大会準優勝。
  • 1987年: スイスのセルヴェットFCへ移籍。
  • 1989年: 現役引退。

エピソード

 

  • 1993年から1995年に浦和レッドダイヤモンズに所属していたミヒャエル・ルンメニゲは実弟にあたる。

 

  • 自身が代表取締役をつとめるバイエルン・ミュンヘンは、2006年に浦和レッズとパートナーシップを締結。同年7月31日には埼玉スタジアムで両チームの親善試合が行われた際に来日し、OBオールスターマッチにも参加して往年の技を披露、ハットトリックの活躍を見せた。

 

  • まだ無名だった頃、1975年1月にバイエルンミュンヘンの一員として来日、1月7日の日本代表との試合では開始1分でゴールを決めている。

プレースタイル

 

若い頃はスピードを生かした高速ドリブラーとして知られた。

 

しかし1978年にバイエルン・ミュンヘンの監督に就任したハンガリー人のパール・チェルナイから特訓を受けた結果、ドリブルシュート、ボレーシュート、ヘディングシュート等は勿論、泥臭いシュートもこなすヨーロッパを代表するフォワードへと変貌を遂げた。

 

ボールへの反応が早く、クロスボールをワンタッチで押し込むのが得意。

 

ドリブル突破にも切れがあり、左ウイングでもプレーした。

 

ドリブルしながら左右にステップを踏んだ後、アウトサイドで相手を抜くフェイントが得意。

 

強靭な肉体から繰り出される強烈なシュートと打点の超高いへディングシュートも大きな武器だ。

 

ルンメニゲは運動量は多くなかったが、ボールの出し手としては勿論のこと、受け手としても優秀で、サイドに開いてワイドに展開する攻撃の起点となったり、ゴール前でワンタッチで決めるなどシーズンを通して得点源として活躍した。

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