概略
国籍 | ![]() |
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生年月日 | 1941年4月12日 | ||
出身地 | バーキング | ||
没年月日 | 1993年2月24日(51歳没) | ||
身長 | 183cm | ||
体重 | 78kg |
ポジションはディフェンダー(センターバック)。
利き足は右。
愛称は「ザ・キャプテン」。
沈着冷静で紳士であったことから、多くのファンから愛された。
1960年代から70年代にかけてイングランド代表のキャプテンを務めたDFです。
1964年、23歳のときにFAカップ初優勝。
同年のリーグ年間最優秀選手賞を受賞。
さらに翌年にはカップウィナーズカップ優勝に貢献した。
獲得タイトル
クラブ
- ウエストハム・ユナイテッド
- FA Cup: 1963–64
- FA Charity Shield: 1964
- UEFA Cup Winners’ Cup: 1964–65
代表
- England
- FIFA World Cup: 1966
- UEFA Euro third place: 1968
個人
- Ballon d’Or runner-up: 1970
- FWA Footballer of the Year: 1964
- West Ham Player Of The Year: 1961, 1963, 1968, 1970
- FIFA World Cup All-Star Team: 1966
- BBC Sports Personality Of The Year: 1966
- Officer of the Order of the British Empire: 1967
- UEFA Euro Team of the Tournament: 1968
- World Soccer World XI: 1968, 1969
- Inducted into the English Football Hall of Fame: 2002
- UEFA Jubilee Awards – Greatest English Footballer of the last 50 Years (Golden Player): 2003
- FIFA World Cup All-Time Team: 1994
- World Team of the 20th Century: 1998
- Number 6 retired by West Ham: 2008 (posthumous)
- PFA Player of the Century: 2007
- PFA Team of the Century (1907 to 2007):
- Team of the Century 1907–1976
- Overall Team of the Century
- World Soccer Greatest XI of all time: 2013
- 100 Greatest Britons: 2002
- Football League 100 Legends
経歴
所属クラブ
代表歴 | |||
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1962-1973 | ![]() |
108 | (2) |
ウェストハム・ユナイテッドの選手として1958年のマンチェスター・ユナイテッド戦でデビュー。
1961年からレギュラーに定着する。
1964年、23歳のときにFAカップ初優勝。
同年のリーグ年間最優秀選手賞を受賞。
さらに翌年にはカップウィナーズカップ優勝に貢献した。
代表では1962年5月20日のペルー戦でデビュー。
ワールドカップには1962年大会から3大会連続で出場。
1966年の自国開催時にはキャプテンとして出場し、母国の初優勝に貢献した。
同大会では最優秀選手に選ばれている。
イングランド代表キャプテンとしての出場試合数90は、ビリー・ライトと並んで、2020年2月現在でも最多記録として残っている。
また、同代表キャップ数108は当時最多記録で、後にピーター・シルトン、デビッド・ベッカムに抜かれたものの、現在でも第3位の記録となっている。
エピソード
- 1970年のメキシコで開催されたワールドカップで事件は起こった。ホテルに滞在中、宝石店でエメラルドをあしらった金のブレスレットの窃盗の容疑で逮捕された。4日間の拘束の後釈放されるも結局そのショックを引きずり、不調のままベスト8で敗退した。真相は明らかではないが、中南米と欧州の国々の貿易摩擦が事件をでっち上げたと言われている。
- FIFAワールドカップ、FAカップ、UEFAカップウィナーズカップの優勝を全てウェンブリー・スタジアムで獲得している。
- 1980年、ジョン・ヒューストン監督の映画『勝利への脱出』に連合国チームのディフェンダー役としてアシスト出演。当時、ほとんどの観客がペレと主役のシルベスター・スタローンの「夢の共演」を楽しみにして観に行ったが、サッカー通の人達は、連合国側の選手として端役出演した往年の名プレイヤーたちを懐かしみに映画館へ行った。当時、サッカーがまだメジャーなスポーツでなかった日本においては、これらのスーパースターの動く映像を実際に見ることが出来るという出来事は貴重な体験で、明石家さんまも「ムーアを見るために映画館に足を運んだ」と述懐している。エンドクレジットでは、スタローン、ペレ、マイケル・ケインに次いで、スライディングタックルを決める勇姿と共にイングランド代表として紹介されている。
プレースタイル
イングランド最高のディフェンダーの一人。
高いディフェンス力、キャプテンシーを持ち常に冷静沈着。
フィードの能力にも優れていた。
身長178センチ。
当時でもセンターバックとしては大きくはなく、かといって強さがあるわけでもなく、何よりも足が遅いことで知られていました。
しかしゲームを読む力に優れ、ポジショニングの良さと完璧なタイミングのタックルで鉄壁の守備を実現した。