概要
国籍 | ![]() |
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生年月日 | 1999年1月10日(22歳) | ||
出身地 | ポーツマス | ||
身長 | 178cm | ||
体重 | 70kg |
Mason Mount
ポジションはミッドフィールダー(オフェンシブハーフ、センターハーフ)。
利き足は右。
チェルシーで活躍するチェルシーのアカデミー出身の生粋のチェルシーっ子。
ランパードの後継者と目されており、イングランドの次代を担うニュースター。
2020-21シーズンはチャンピオンズリーグも制覇し、続くEURO2020では準優勝に輝いた。
獲得タイトル
クラブ
- チェルシー
- UEFAチャンピオンズリーグ:1回(2020-21)
- UEFAスーパーカップ:1回(2021)
代表
- UEFA U-19欧州選手権: 2017
- EURO:準優勝(2020)
個人
- UEFA U-19欧州選手権大会ベストイレブン: 2017
- UEFA U-19欧州選手権大会MVP: 2017
経歴
クラブ
2005年、6歳でチェルシーFCのアカデミーに入団。
2017年8月26日、レンタル先のフィテッセでプロデビュー。
開幕からしばらくはベンチスタートが続いたが、11月の下旬からスタメンに定着。
フィテッセでは公式戦39試合13得点を記録し、クラブの年間MVPに選出された。
2019年8月11日、開幕戦のマンチェスター・ユナイテッド戦で復帰したチェルシーでプレミアリーグデビューを果たした。
次節8月18日、レスター・シティFC戦で初ゴールを決めた。2020-21シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ、準々決勝のFCポルト戦の1stレグでチャンピオンズリーグ初ゴール(チェルシーの選手がチャンピオンズリーグの決勝トーナメントで決めた最年少ゴールとなった)を決めた。
準決勝のレアル・マドリード戦の2ndレグでも1ゴールを挙げて決勝進出に貢献すると、決勝のマンチェスターシティ戦でも先発出場、ハヴェルツの決勝ゴールをアシストする活躍で優勝に貢献した。
気品、個性、冷静さ。マウントは、激動の中で勝利を収めたシーズンを通して、そのすべてを発揮した。
サポーターからチェルシー・プレーヤー・オブ・ザ・イヤー2020/21に選ばれたのも、この活躍があったからだ。
代表
2017年のUEFA U-19欧州選手権では優勝に貢献し大会MVPに選ばれた。
2019年9月7日のUEFA EURO 2020予選、ブルガリア戦でA代表デビューを果たした。
11月17日のUEFA EURO 2020予選コソボ戦で代表初ゴールを決めた。
2021年、EURO2020本戦でもスタメンとして活躍し準優勝に貢献した。
エピソード
ユーロ2020を終えたマウントは新シーズンに向けて調整を進めている中、自身のインスタグラムを更新。
半裸で坂道ダッシュしている写真と動画を投稿すると、その時のマウントの仕上がった肉体は、親友であるイングランド代表MFデクラン・ライス(ウェストハム)も思わず「(画像)編集のやり方を教えてくれよ?」とからかうほどだった。
ただ、マウントがプレミアリーグデビューを果たした2019年から比べるとマウントの肉体は上半身を中心に明らかに筋肉量が増えており、プレミアリーグで闘える肉体へと変貌している。
チームメイトであるイングランド代表DFベン・チルウェルは、過去のインタビューでマウントの人一倍の努力を認めている。
「彼はジムでいつも目標より多くのことをしていて、自分自身をより良くするためにできる限りのことをしている」
「彼が持っている才能、仕事量、彼に限界はない」
「彼がやっていることを続ければ、ゴールし、アシストできる。彼がトレーニンググラウンドから離れても一生懸命働くことを僕は知っている。彼は長い間チェルシーとイングランドにとって素晴らしい選手になるだろう」
22歳のマウントは、2020-21シーズンのチャンピオンズリーグで優勝し、イングランド代表として迎えたユーロ2020でも準優勝。彼のキャリアはまだまだ始まったばかりだ。
「テリーのようになる」チェルシーでの飛躍を誓った幼少期
1999年1月に生まれた少年は「Man of Stone( 石のように固い意志を持つ人)」になってほしいとの想いから、“Mason”と名付けられた。
比較的裕福な家庭で息子のサッカーへも協力的な両親の下、メイソンは着実に実力を付けて6歳でチェルシーアカデミーに加入する。
そんな彼がアカデミーに加入後に熱狂的なチェルシーファンとなったことは有名だ。
幼少期のマウントがジョン・テリーやアシュリー・コールと嬉しそうに撮った写真は、ファンの間に出回っている。
いつの日か大好きなブルーズで飛躍を遂げることを夢見ていたのだ。
その意志の強さがうかがえるエピソードがある。
15歳になり、イングランドのユース年代では広く名前が知られるようになったマウントには、他クラブからの誘いも多かった。
そんな中、父親トニー・マウントは息子にチェルシーから離れることを勧めた。
「チェルシーで活躍したアカデミー出身の選手はほとんどいない。ジョン・テリーしか生き残れない過酷なサバイバルではなく、他クラブでキャリアを始めるべきだ」
トップチームが積極的に若手起用をしないチェルシーに、息子を預け続けて良いものかと、不安に思うことは父親として当然のことだ。
しかし、メイソンの固い意志はチェルシーと共にあった。
「テリー以来だれも活躍していない? なら次に活躍するのは僕だよ。チェルシーを離れるつもりはないし、ここが僕のクラブだよ」
この言葉を聞いた父親は、息子のチェルシーでの夢を叶えるため、できる全てのサポートを捧げることを決心したそうだ。
彼女
マウントの彼女さんのお名前はクロエ・ウィアリアーンズ・ワットさん。
「303」というイギリスのガールバンドのメンバーです。
2017年から共通の知人を通して知り合いになったようで、徐々にデートを重ね交際に発展したようです。
昨年マウントとクロエ・ウィアリアーンズ・ワットの二人でドバイ旅行にいったことがクロエのSNSから判明しました。
クロエは自身のインスタグラムでドバイ旅行に行った時の二人のツーショットとともに、「あなたのおかげで初めてのドバイ旅行のあらゆることが最高のものだった。本当にありがとう!」といったコメントをシェアしています。
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ちなみにクロエがメンバーを集め3月30日に結成したことからバンド名も303となったようですね。
ちなみに歌唱力にはかなりの定評があるそうです。
幼い時から歌唱コンテストで優勝するなどと音楽の才能は非凡なものだったそうです。
その後、Baby Girl Musicからスカウトされ本格的に歌の世界に入ったようです。
さらにはミニアルバムもリリースしているようです。
音楽関係だけでなく、自慢のスタイルを生かしてモデルの仕事もこなしています。
幅広く芸能活動をしているみたいですね。
デクラン・ライスとの関係
デクラン・ライスとは大親友です。
それではチームも違うデクラン・ライスとどうしてこんなにも仲が良いのでしょうか。
それはマウントの経歴と少し遡る必要があります。
実はマウントもライス、どちらもチェルシーのアカデミー出身。
二人とも揃ってアカデミーのカテゴリーを順調にあげていきましたが、13歳の時にデクラン・ライスは上のカテゴリーには上がれませんでした。
デクラン・ライスはチェルシーを離れることとなり、別々の道を歩み始めることとなったのです。
しかし家族ぐるみでの付き合いがあるほど仲のいい二人の友情は簡単には裂けることありませんでした。
現在も二人は仲良しで、イギリスのロックダウン中には二人で仲良く草サッカーしているところパパラッチされ国民から批判を浴びるなんて事までありました。
プレースタイル
攻守に貢献できる万能型のミッドフィールダー。
ウイングもこなすことが出来るように縦への推進力のあるドリブル突破も魅力。
高いキック精度
マウントの最大の武器はキック精度です。
チェルシーではセットプレーのキッカーは基本的にはマウントが務めています。
右足から放たれる高精度のボールは最終ラインにフィジカルゴリゴリ、空中戦強いマンを多く抱えているチェルシーにとって大きな武器となっています。
マウントの球種は基本的に鋭く曲がりながら落ちるボール。
小柄ですが、シュートの威力も十分でかなりボールスピードです。
直接フリーキック何本の沈めており、チェルシーのセットプレーにおいて重要なピースとなっています。
オープンプレーの中でも持ち前のキック精度を生かした強烈なミドルシュートという飛び道具をマウントは持っています。
カットインしてからのミドルシュートはもはやマウントにとって一つの成熟した形となりつつあり、わかっていても止められないコウチーニョ砲まで成長していくかもしれません。
ミート力が高いということで、味方のクロスボールやこぼれ球にボレーを合わせるも得意としています。
ロースコアゲームで重要な勝ち越し弾を決めるなど、マウントの選手としての株は上がり続けています。
ピッチを縦横無尽に走りまくれる
マウントは90分間走り続けるだけのスタミナを持っています。
攻守ともに奮闘できる選手ですので、監督しては非常に計算がしやすい選手です。
攻撃重心の選手かと思いきや、実は守備もかなりハードにいきます。
イエローカードをもらうほどのタックルを仕掛けるのはザラですので、マウントは相手チームの中盤の中盤のキーマンの潰し屋でありながら、攻撃にエッセンスを加える役としてとても重宝されています。
マウントのランニングはとても効果的で状況に応じて間で受けるだけでなく積極的に裏抜けも狙います。
味方のためにスペースを作るランニングも得意としており、数字につながらない点でもマウントは強みを持っているわけです。
基本的にマウントは間で受けるのを好む選手ですが、スペースに入ってくるタイミングはチェルシーでスタメン級だけあって非常に巧みです。
ラ・リーガで見られるようなスペースの上手な生かし方に加えて、繊細なボールコントロール、ドリブルを可能にするテクニックと、素早い判断を下すための状況把握能力、処理能力があるので彼の特性は現在の彼のポジションと非常にマッチしています。
メンタリティも大物級
マウントのメンタリティにはどこか大物感が漂っています。
まずもって2部しか経験していなかった若手選手が突然プレミアリーグ1部のチーム、それもチェルシーに移籍して即戦力になっているのがとんでもないことです。
世界的なクラブだけあって周囲からのプレッシャーも並々でない中ですが、しっかりと周りの期待に応えるどころか期待を大きく上回る活躍を見せています。
今シーズンは昨シーズンを上回る活躍を見せており、もはや成長は止まるところを知りません
。
チャンピオンズリーグの準決勝でチェルシーはレアル・マドリードと対戦したのですが、マウントのゴールでレアル・マドリードを破り見事決勝進出を果たしました。
その後、インタビューでマウントはクロースの
「今まで15年間試合前に眠れないということはなかった」という発言にアンサーを返し
「彼らは対戦相手の選手が眠れなることはなかったと言ったみたいだけど、眠れなくなるほどチームとして心配する必要があったんじゃないかな?」
と大胆な発言を繰り出します。
しかしクロースは偉大なるチャンピオンズリーグを何度も制覇してきた先輩として
「まだ眠れてるよ。初めてのチャンピオンズリーグ決勝を頑張って」
とクールにいなしました。
世界を代表するインサイドハーフに対して舌戦をふっかけるなどとメンタリティはすごいです。
ただクロースもクールに先輩らしく返しているところがなんとも絶妙で、さすがですね!